ミル茶日記。

日々の出来事など

「ゴドーは待たれながら」

2013-04-27 17:32:26 | 芝居
東京芸術劇場×キューブ共催公演
ナイロン100℃結成20周年記念企画第二弾
ナイロン100℃ side SESSION#12
「ゴドーは待たれながら」
東京芸術劇場シアターイースト 4/8(月)19:00~
作:いとうせいこう 演出:ケラリーノ・サンドロビッチ 出演:大倉孝二 声:野田秀樹


評価:★★★★☆

「ゴドーを待ちながら」
 『ゴドーを待ちながら』とは、劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲。
 副題は「二幕からなる喜悲劇」。
 1940年代の終わりにベケットの第2言語であるフランス語で書かれた。
 初出版は1952年で、その翌年パリで初演。
 不条理演劇の代表作として演劇史にその名を残し、
 多くの劇作家たちに強い影響を与えた。(Wikipediaより抜粋)



そして今回の「ゴドーは待たれながら」は待たれる側のゴドーの立場で書かれた一人芝居です。
「ゴドーを待ちながら」を知りませんがそれでも楽しめるとのことで安心して観ました。
一幕60分、15分休憩、二幕45分。
一人でこれだけ持たせるのは大変かと思いますが大倉さんは演じ切っていました。

しかし。

私は一人芝居が元々そんなに好きではありません。
人数がいた方が圧倒的に面白いですし、一人で演じることの表現の限界もあり、時間も長く感じます。
1は結局1のまま。
2人いれば1+1=3、3人いれば1+1+1=5の様な無限の可能性があると思います。
(まぁあまり多すぎても発散しそうですが。)
北島マヤの様に一人で演じて成功という形は奇跡だと思うんです。
イッセー尾形さんとか毬谷友子さんの一人芝居は観たことないので偏見かも知れませんけど・・。

だから大倉さんがどうのということはなく、やっぱり今回の作品も一人の限界を感じてしまい、
感想としてはまぁまぁ面白かったかなという程度となってしまいます。

「ゴドーを待ちながら」は少なくとも4人出てきます。(ゴドーを待つ2人とそこに通りかかる2人)
「ゴドーは待たれながら」もせめて2人くらい出る作品にしても良かったのではと思いました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千綿さんサポ@O-EAST

2013-04-25 21:14:12 | 音楽
たまってしまっていますが、まずこれ

レコ発"サンキュー"総決算&Birthdayワンマンライブ
千綿偉功
Shibuya O-EAST 4/6(土) 18:00~


着いた時には開場30分以上経っていたので席は大体埋まっていましたが、
一段高いところのはじっこがあいていたのでそこに座りました。
松ヶ下さんは右奥・・・とポジションの確認も忘れずに。

千綿さんのサポートをする松ヶ下さんはソロとサポートの中間的なパフォーマンスをしますよね。
すごく自由で楽しんでるって感じです
その自由さはBluemの時より上な気がするのですが気のせい?

そして他のサポートメンバーが若手なのでなんとなく兄貴風。
にっしーとか指さして「はい、おまえ」的な動きはちょっとパパゴンさんともかぶりました。(笑)
ギターよりほぼピアノ前にいましたがギターの方が萌えますね~

2曲目の「変わり往く世界で」と3曲目の・・・えーとタイトル忘れましたが、が良かったです
千綿さんたら松ヶ下さんと肩組んじゃったりして仲良し

トークでは松ヶ下さんがおいなりさん好きだということが判明した話が笑えました。
ツアーで回っている時おいなりさんがあると積極的に食べる松ヶ下さん。
「しょっぱくて甘いだけではおいなりさんではない。そこにおいなりさんがある限り食べる。」
みたいなやや哲学的?なことを言っていました

そんなに好きだったなんていっそ自分で作ったらいかがでしょうか。
美味しそう・・・松ヶ下さんお手製のおいなりさん・・(じゅる)

ギターソロもあって、もう一人のギターの人と競演
そして子供の様に張り合ったりして楽しそう

いつまでもセンターを陣取っていたら千綿さんにどかされるシーンなんかもあって
他のサポートでは考えられない出たがりでおちゃめな松ヶ下さんでした。

長いレコ発ツアーも最終日ということで3時間超のライブ。
最後まで盛り上がったライブでした


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あまちゃん」&「白衣のなみだ」

2013-04-23 21:29:00 | Weblog
朝ドラ「あまちゃん」
昼ドラ「白衣のなみだ」


またまた朝ドラと昼ドラのお話です
偶然なのですが、朝ドラを見るクールは昼ドラを見ることが多いです。
どちらも面白いので楽しみにしています。

でも毎日なので両方見るのは結構キツイ
おかげで夜の連ドラが溜まってしまっています。(3週分)

さて、今回は共通点があるという訳ではないです。
強いて挙げれば木野花さんがどちらにも出ているくらいかな。
もっと挙げると「白衣のなみだ」が1980年代の話で「あまちゃん」の
春子の高校時代が確かそのくらい・・・

共通点はそのくらいですが、じゃあ、何故書いているかというと
出演者がいいんですよ~

朝ドラは言わずと知れたクドカン作品なので出演者がいいのは当たり前(?)です。
でも昼ドラの方でも私の好きな役者さんが結構いい役で出ているんです。

それは、

中村育二さん
長谷川朝晴さん


です

中村育二さんは元カクスコの主宰で、確かな演技力、渋い声、
人柄の良さそうなあったかい雰囲気の素敵な役者さんです。
でも私の知る限りドラマや映画ではほぼちょい役。
しかも割と悪い役
それが今回は水野美紀の勤める病院の内科部長。
「梅ちゃん先生」の坂田先生(世良正則)の様なちょっとユルキャラなお医者さんなんです。
これですよ、これ
こういう役こそ中村さんの持ち味が活かせるんですよね。
なまじ低めの声で目力が強い分、悪役に向いちゃってるのかも知れないのですが、
こういう人情味あふれる役をやって欲しかったんです。

長谷川朝晴さんは元ジョビジョバです。
これがまたあまりいい役をやってこなくてどうでもいい脇役とか、
一回だけの出演とか感じ悪い役とかを主にやってきた方なのですが
今回はヒロインの良き理解者みたいな役でとってもいいんです
昔ヒロインを好きだったのでは?って感じで(多分違うけど)
滴とのシーンが爽やかというかまぁいい雰囲気なんです。
ゴールデンの連ドラとかだと谷原章介あたりがやりそう。
素敵です
こういう長谷川さん待っていましたよ!

という訳で昼ドラ楽しんでいます。
でも今週で第一部終わりなんですよね。残念

しかも今日知ったのですが第二部は全然違う話らしいです。

え~!!
続編じゃないの?

てっきり滴の子供が大きくなって永井大と親子で生きるって話なのかと思っていました。
残り3話なんですけど、まさかの尻切れトンボにはならないですよね

あ、第二部では長谷川さんはなんと外科部長(出世してる!)で出ます。
これだけはやった~!って感じです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「旅猫リポート」

2013-04-17 23:13:41 | 芝居
スカイロケット第1回公演「旅猫リポート」
サザンシアター 4/4(木)19:00~


評価:★★★★★

当日券です。
そしてはしごです。
内容を把握せずに観ることを決めてしまいましたが、
「ORANGE」ですっかりナイーブになった心に更に追い打ちをかける結果となりました。
普段も芝居のはしごは珍しくないのですが、この2作品は同じ日に観てはいけないと感じました。

「ORANGE」を観た後、悲しみの感覚がマヒしてしまっていた気がします。
あまりにも悲しくて辛くて下北沢から新宿に向かう電車に乗っていても
心が何処かに行ってしまった様な感覚。
そんな状態で観た「旅猫リポート」はもしやここは悲しいシーンでは?と
マヒした心の奥で自分に問いかけて見ることもありました。
もう悲しい気持ちになりたくない、泣きたくないという思いが
感情にふたをしてしまったのかも知れません。
それほど「ORANGE」は心に深く突き刺さる作品でした。

あ、今は「旅猫リポート」の感想でした

スカイロケットはキャラメルボックスの阿部丈二君が作家の有川浩さんと
立ちあげた演劇ユニットで今回が第一回公演。
そういえば阿部君、有川さんのご縁なのか、「空飛ぶ広報室」にも
「図書館戦争」にも出るらしいですね。
やるな~。(笑)
でも阿部君映像向きかも知れません。
そちらもちょっと楽しみ

有川さんの脚本は「キャロリング」の時よりもセリフにクセが無くて見やすかったです。
そうそう、有川さんは開演前のアナウンスを担当していてそれだけでも驚いたのですが
カーテンコールではなんとご本人登場して挨拶をしてくれました。
落ち着くトーンの美声でしたし、作品のテンションから感じるイメージとは程遠い、
やはり落ち着いたたたずまいの知的な方でした。

原作は読まずに観劇。
サトルが飼い猫ナナを友人に預けるという名目で旅をする物語でした。
何故預けるのかは語らず、それぞれの友人との子供時代の思い出を回想シーンを交えて語り合う。
ナナは毎回預けることなく連れて帰るけど、最後に友人にありがとうと言って握手する。

お話はナナ目線で進んでいきます。
初めて見る海、富士山、虹・・・それぞれの風景の中でサトルと過ごす時間。
その最後の瞬間までの物語は悲しみの中にもおとぎ話の様なあたたかさと幸福が
たっぷりつまっていました

出演者は8人。
キャラメルの役者さんは阿部君、坂口さん、菅野さん、岡田さつきさんベテラン勢に加えて
綾ちゃん、石原君、元キャラメルの細見君、多分初見の大原研二さん。

サトルの阿部君とナナの細見君以外は色々な役を演じる役者さん達。
同級生、両親、おばあちゃん、猫や犬に至るまで一人4役くらいを生き生きと演じていました。
(特に坂口さん、さつきさんの演じる猫が超絶かわいかった

上演時間1時間50分。
最初に書いた様にもしはしごじゃなかったらもう少し素直に楽しめた気がしました。
でもとても充実した時間だったし今のところ今年の1番の作品です。
原作読んでみたいですがきっと泣いちゃうんだろうな~。
泣くのはいいのですが電車移動時に読む身としてはツライです

余談
 私は電車の中で本を読んで過ごすことが多いのですがたまに知人に借りたマンガも読みます。
 でもあまり無難なものはなく、「アイアムアヒーロー」とか「GANTZ」はエログロ要素も
 多いので人の目を気にして読まないといけないし、
  「よつばと!」は笑っちゃって読めないしやっぱりマンガは家で読むに限りますかね 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ORANGE」

2013-04-10 21:28:49 | 芝居
AMUSE×PEOPLE PURPLE「ORANGE」
本多劇場 4/4(木)14:00~

評価:★★★★☆

うっかり平日の昼間にチケットを取ってしまいました。
激務の最中じゃなくて良かったです。
でも休めなかったので午後半休を取り急いで劇場に向かいました。

下北沢駅の線路地下化に伴い、改札出た途端方向感覚がなくなる私。
ぐるぐるして何とか見覚えのあるところに出ました。
おかげでお昼は銀だこを急いで食べて済ませました。(熱かった)
次また迷いそうだなぁ~。

さて、今回の公演を知ったのは牧野由依ちゃんがコンサートで告知をしたからです。
PEOPLE PURPLEという神戸の劇団の作品で劇団員だけじゃなく色々な方が出演しています。
この劇団は知らなかったのですが三上市朗さんも出ていたし観ることにしました。

内容は阪神淡路大震災を経験した消防士達とそれを取り巻く周りの人々の物語です。
脚本家の方はドラマの脚本も担当したことがあるそうです。
うまくバラけた個性と相関図が目に浮かぶ序章、平和な日常、一転して厳しい現場の災害の状況。
そのバランスの取り方がドラマを見る様にすっきりとまとまりを見せていました。
それでもドラマと違うのはしがらみがなく何物にも影響されずに、
真実を伝えたい気持ちが強く感じられたこと。
壮絶さと辛さに涙が止まらなかったです。
ハンカチがしっとり湿るくらい涙が出ました。

どんな媒体でも泣くという行為は気持ち良さも伴いますが、
この作品に限ってはそういう気持ちにはなれませんでした。
身近ではおこっていないけれど、いつ身近なものになるか判らない状況を
見させられて心に重くのしかかった気がしました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「八犬伝」

2013-04-07 15:26:17 | 芝居
M&Oplaysプロデュース
「八犬伝」
シアターコクーン 3/29(金)18:30~
原作:滝沢馬琴 台本:青木豪 演出:河原雅彦
出演:阿部サダヲ/瀬戸康史/津田寛治/中村倫也/近藤公園/尾上寛之/太賀  
    辰巳智秋/二階堂ふみ/田辺誠一


評価:★★★★☆

前にGacktの舞台が新感線の粗悪品みたいな感じと書いてしまいましたが、
今回もちょっと近いものを感じました。
演出が芝居の内容と合っていなかったというか、テンポが合っていなかったというか。
疾走する印象のある作品なのに何故かユル系な雰囲気で全体的に締まらなかった感じがしました。
基本コメディータッチなんですよね。
でも作品はそういう感じじゃない気がします。
まぁ原作知らないので何とも言えないのですが・・

作品の感想はこのくらいにして役者さんについて少し。

阿部サダヲ
 舞台での存在感が以前より弱くなった気がしました。
 サダヲにコクーンは広すぎるのかなぁ

瀬戸康史
 初見です。かわいいかっこいい結構好みでした~
 D-BOYSの人だそうですがよく知らないグループなので
 何となく聞いたことあるって程度ですね。 
 でも上手かったですよ。今後ちょっと注目です。

津田寛治
 こちらも舞台では初見。
 存在感ありました。さすがの貫録ですね。

中村倫也
 見るたびにいろんな役を演じていて毎回驚いてしまいます。
 今回は早乙女太一君ばりの女装でいや~色っぽくて良かった。
 無限の可能性を秘めた子ですね。

田辺誠一
 もっと上手くなかったっけ?
 セリフ言うのが精一杯、殺陣追いつけなくて遅れ気味。
 ちょっとがっかりでした。

尾上寛之
 名前的にもしや歌舞伎の人?と思いきや全然違いました。
 (「おのえ」じゃなく「おのうえ」だし)



こうなるとメインキャストのサダヲと田辺誠一がいまいちだったのも
芝居が締まらなかった理由かも知れません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライブの感想

2013-04-02 21:17:19 | 音楽
また記憶が薄れてますが、4つのライブの感想をちょっとだけ

米米CLUB
a KOME KOME CLUB ENTERTAINMENT
2013 大天然祭~大漁歌い込み~
横浜アリーナ 3/3(日) 16:30~


 渋谷で「ホロヴィッツとの対話」を観て速攻で横浜アリーナに向かいました。
 でも間に合わなかった・・・
 30分遅刻で参加です。
 すっかり盛り上がっていましたが、元々振付も知らない私なので
 どちらにしても同じテンションにはなれずに、でも静かに楽しんでいました。
 前半石井さん声が枯れ気味でしたけど大丈夫だったのかな?
 でも相変わらずうっとりする美声でした


~希望のうた~
半崎美子/星村麻衣/タイナカ彩智/Sinon
Shibuya O-WEST 3/11(月) 18:30~


 こちらは仕事上がりでやはり開演には間に合いませんでした。
 星村さんと美子さんだけは聴きたいと思っていましたが星村さんの途中から入場。
 でも椅子があったのでじっくり聴けて良かったです
 


岸田敏志ファミリアムコンサート
亀戸文化センター・カメリアホール
3/23(土)15:00~


 岸田さんの娘さん、息子さんも一緒のコンサート。
 アットホームで良かったです。
 娘のみづ紀さん歌上手すぎ
 レミゼとかミスサイゴンとかの歌をあんなに近くで聴けて超お得でした

 そうそう、松ヶ下さんにも予想外の出来事で楽しませてもらいました
 今回のコンサートはプログラムが配られていたので何を歌うかは判っていたのですが、
 カラオケでは岸田さんは演歌を歌うという話になった時に
 突然松ヶ下さんがピアノでプログラムに無い「雪国」のイントロを弾き出し、
 歌謡ショーの司会ばりの曲紹介
 笑えました
 ちょっとおすましな松ヶ下さん、とってもステキでした。(笑)
 勿論サポートもちゃんとこなしていましたよ。
 コーラスも多めで聴き惚れてしまいました
  


東京タワーTOKYO TOWER CLUB333 ~Wednesday Live~
3/27(水) 19:00~ 20:15~


 半崎美子さんのフリーライブです。
 雨が降ってて相当寒い日でした。
 でも気持ちがあったかくなる様なライブでした
 そういえば「希望の桜」買ってないんですよね。
 以前のものは松ヶ下さんがプロデュースしたのですが
 今回はきっと違うんですよね。
 そう思うとなんだか買う手が伸びなくて・・・
 (美子さん、ごめんなさい・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする