
太平洋岸でも雪ということで、朝から雪がちらつき、午前中はけっこう雪が降りました。午後から次第に天気が回復してきましたが、寒さは続きますねえ。
最近、「You Tube」なるサイトを知りまして、いろんな画像が見れて大変楽しいわけです。これは著作権なんてどうなっているんかな、って思うんですが、これまで見たことなかった動画なんかがいっぱいで思わず夢中になってしまいます。クラシック関連もないものはない!って感じで、往年の名指揮者の演奏が見れます。クナッパーツブッシュ、ワルター、クリュイタンスいろいろ楽しめます。そんな中で、寡聞にもこれまで私は、フルトヴェングラーの指揮している姿を見たことがありませんでした。「ドン・ジョヴァンニ」で序曲を振る姿を少し見たことがありましたが、正面きってはありませんでした。それでこの「You Tube」で検索してみますと、あるわあるわで、初めて「動くフルトヴェングラー」を見た次第です。その中で1942年4月の第九の演奏会がありました。戦前のベルリンのフィルハーモニーでのコンサートですが、ナチスの旗がひらめき、軍人さんの姿も見える、まさに戦時中の生々しいものでした。
そんなわけで、今回は戦時中のフルトヴェングラーの演奏でも、もっとも最後のものです。1945年1月28日ムジークフェラインでのVPOとのライブ。ブラームスの交響曲第2番です。この直後フルトヴェングラーはヒトラー暗殺の疑惑をかけられてスイスに亡命します。ドイツの無条件降伏の4ヶ月前という時期も合わせて、実に緊迫した状況の中でのライブです。それゆえの尋常ではない独特な雰囲気を持つ演奏です。特に、フルトヴェングラーの数ある名盤の中でも有数のものでしょう。この曲は、ブラームスの交響曲中でも明るいものですが、この演奏はそんな感じはあまり感じません。第一楽章からVPOの柔らかい響きが随所に聞こえ、録音の悪さはそれほど気になりません。第二楽章など冷たい暗さの中にも、極限の美しさを感じます。それはVPOの弦の美しさにもよりますが、この楽章が私は好きです。そして第三楽章になると明るさが戻ってきますが、厳しさは保たれたまま、第四楽章へ。ここで、前エネルギーが爆発し、迫力にみちた怒濤の展開となります。エネルギーがみなぎり、鬼気迫る大熱演であります。
ただ、惜しむらくは全体的に録音状態がよくない。雑音も多いし、音飛びのような箇所もあります。同演異盤には、もっと音が良いのもあるかも知れませんね。
最近、「You Tube」なるサイトを知りまして、いろんな画像が見れて大変楽しいわけです。これは著作権なんてどうなっているんかな、って思うんですが、これまで見たことなかった動画なんかがいっぱいで思わず夢中になってしまいます。クラシック関連もないものはない!って感じで、往年の名指揮者の演奏が見れます。クナッパーツブッシュ、ワルター、クリュイタンスいろいろ楽しめます。そんな中で、寡聞にもこれまで私は、フルトヴェングラーの指揮している姿を見たことがありませんでした。「ドン・ジョヴァンニ」で序曲を振る姿を少し見たことがありましたが、正面きってはありませんでした。それでこの「You Tube」で検索してみますと、あるわあるわで、初めて「動くフルトヴェングラー」を見た次第です。その中で1942年4月の第九の演奏会がありました。戦前のベルリンのフィルハーモニーでのコンサートですが、ナチスの旗がひらめき、軍人さんの姿も見える、まさに戦時中の生々しいものでした。
そんなわけで、今回は戦時中のフルトヴェングラーの演奏でも、もっとも最後のものです。1945年1月28日ムジークフェラインでのVPOとのライブ。ブラームスの交響曲第2番です。この直後フルトヴェングラーはヒトラー暗殺の疑惑をかけられてスイスに亡命します。ドイツの無条件降伏の4ヶ月前という時期も合わせて、実に緊迫した状況の中でのライブです。それゆえの尋常ではない独特な雰囲気を持つ演奏です。特に、フルトヴェングラーの数ある名盤の中でも有数のものでしょう。この曲は、ブラームスの交響曲中でも明るいものですが、この演奏はそんな感じはあまり感じません。第一楽章からVPOの柔らかい響きが随所に聞こえ、録音の悪さはそれほど気になりません。第二楽章など冷たい暗さの中にも、極限の美しさを感じます。それはVPOの弦の美しさにもよりますが、この楽章が私は好きです。そして第三楽章になると明るさが戻ってきますが、厳しさは保たれたまま、第四楽章へ。ここで、前エネルギーが爆発し、迫力にみちた怒濤の展開となります。エネルギーがみなぎり、鬼気迫る大熱演であります。
ただ、惜しむらくは全体的に録音状態がよくない。雑音も多いし、音飛びのような箇所もあります。同演異盤には、もっと音が良いのもあるかも知れませんね。
壮絶さと気品のある演奏ですね。
おっしゃるように、
歴史的な観点から聴かなければなりません。
CDは、取り上げられているのは未聴です。
DG初出が良いようです。