こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

iPodのご臨終とメンデルスゾーン

2008年01月05日 16時53分21秒 | メンデルスゾーン
今年の仕事始めは7日なので、ゆったりとした休暇の毎日です。今年はまだ灯油を買ってないので、暖房具はほとんど使っていません。足温器を使う程度です。そのせいか、年が明けてから寒さを感じる毎日で、加えて風邪をひいてしまって、今イチ冴えませんね。年末に息子が愛用のiPod nanoをトイレにはめました。浸水した状況で、乾かしたり一応の看病をしたのですが、瀕死の重傷。ディスプレイが明るくならない、充電がうまく行かない、誤作動が起こる、などなど。修理に出してもねえ、ってことで、新しいのを買いに行きました。安くなってますね。ただ、新しいiPodはWindows XP以降でないとだめだそうで、わが家にはXPのパソコンは私のマシンだけなんで、ついに息子との共用になってしまいました。
昨日から、室内楽を聴こうということで、取り出したのがメンデルスゾーン。八重奏曲変ホ長調Op.20であります。メンデルスゾーンも、ほんと聴きませんねえ。有名なヴィオリン協奏曲、レコードしかないです。娘がお腹の中にいるときに、最初の子だったので、胎教なんて考えて音楽を聴かせようということで、ミルシュテインとアバドのいわゆるメンチャイを京都のJEUGIAで買いました。あと、交響曲はイタリアとスコットランドは一応持ってますが、聴きませんねえ。うーん、なんででしょうか。メンデルスゾーンさん、すんませんねえ。
この八重奏曲、シューベルトなどのとは異なり、管楽器はなく弦楽四重奏×2という構成。1825年メンデルスゾーンがまだ16歳のときに完成されたものです。同時代のシュポアなどの影響を受けたとも言われています。演奏も複数の弦楽四重奏団でされる場合もありますが、昔レコードで持っていたのはスメタナSQとパノハSQのものでした。今回聴いたCDは、ウィーン八重奏団のものです。これはVPOのコンマスでかの有名なウィリー・ボスコフスキーらを中心に結成されたものですが、このCDの録音は1972年。ボスコフスキーからアントン・フィーツに第1ヴァイオリンが交替しています。そして、この団体の最晩年の録音といえるものですね。
この演奏ですが、さすがにVPOということで、随所に名人芸を聴くことはそれなりに楽しいことなんですが、弦楽器だけ8つがその個性を発揮していはいるんでしょうが、それなら管楽器も加えてよ、って思ってしまうんですね。そうは言っても、若い情熱を感じさせる第一楽章や自由なフーガの第四楽章など、特に第四楽章はおもしろいですね、聴きどころはたくさんあるし、魅力的な室内楽曲は間違いないのです。合わせて収められている六重奏曲もいいですよ。
メンデルスゾーンには、他にも多くの室内楽曲がありますので、また聴こうと思いました。

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