こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ビートルズの青盤です。

2022年06月05日 23時54分00秒 | クラシック以外の音楽
電車通勤となって、もう4年目になります。毎朝7時過ぎに乗ってますが、コロナ前に比べて乗客数が減っているんですね。お陰で毎日座れています。そして乗客は若い子が少なく、オッサンばかり。若い人は、在宅勤務なんでしょうかね。お年寄りにはなかなか在宅はできないから、電車でご出勤なんでしょうか。かく言う私もその一人ですがね。でもお年寄りになっても、仕事があれば幸せなんでしょうねえ。なんだか寂しい気持ちになる今日この頃であります。

それはさておき、今回は、ビートルズの『The Beatles/1967-1970』、いわゆる青盤であります。以前に赤盤を取り上げました。そのときに青盤も欲しいな、と申しておりましたが、少し前に中古やさんで見つけました(と言ってもたいてい中古やさんでは売っているんですがね)。780円でした。安いですね。1973年に発売され、ほぼ初めてビートルズの曲を聴き、ビートルズに夢中になって、擦り込むくらい聴いたLP2枚組をCDで聴けることは、嬉しい限りです。

それで、懐かしさに咽び泣きながらCDを聴きました。やはり、懐かしい。何がといえば曲の順番ですね。これの次はコレ的に擦り込まれた感覚なんてです。それは「かくあらねばならぬか、かくあるべし」的な確信に満ちたものであります(笑)。Penny laneのあとはSGT Pepper's…、Lady Madonnaの次はHey Jude、Here comes the Sunの次はCome together、Let it beの次はAcros The Universeなのであります。まあ、どうでもいいならどうでもいいのですがね。

おそらく赤盤に比べても、青盤を断然多く聴きました。赤盤に比べると青盤は、バラェティに富んだ内容です。赤盤は、バンドに終始した曲が多く、熱狂的に支持された曲であり、それはそれで私も大好き、I want to hold your handであります。それが青盤になると、オーバーダビングやらアレンジなど、まあライブでは演奏できない曲がどんどん登場。それだけ曲が複雑になっていくし、非常に奥の深い作品が多くなっていく。その魅力は無限大になるのでありました。

それで、昔はポールの曲が断然好きだったんですね。Hey Jude、Penny Lane、Let it be、The long and winding road、Get back。最も好きだったのは、Back in the USSRとSGT Pepper'sでありました。これらはポールの魅力いっぱいの曲ですね。そしてThe long and winding roadはLet it beのあとにあるので、なんだかおまけのような印象でしたが、フィル・スペクターの編曲で加えられたオケがとても気に入っていました。Let it beのあとにAcross the Universeを加えた2曲の鎮座ましますお姿はとてもよかったです。

そんなときから半世紀が経とうとしているいま、気持ちは大きく変化しています。というのも、ジョン・レノンの曲なんですねえ。ジョンの曲は9曲収められています。中でもStrawberrt fields forever、Lucy in the sky with Diamonds、All you need is love、I am the Walrusなど。ジョンのヴォーカルも七変化と巧みさ、そして編曲といってかたづけられない曲づくりの複雑さと凄味、とてつもない曲の深さを感じます。ポールの不朽の名作群にはない、音楽性すら感じるのであります。プロデューサーのジョージ・マーティンも無視できないのでしょうが、それにしても、大袈裟に言えば聴く度に新しい発見があるのでありました。そして、最高の名曲がA day in the lifeですねえ。曲の前後とジョン、中間部はポールが書いたと言われていますが、この曲は、いつ聴いても圧倒されますねえ。これらのジョンの曲、ライブではほぼ聴くことができないところも、これまた困ったことかもしれません。これらの名曲群が一枚のCDに収められているのが、青盤の最大の魅力でしょうねえ。

ただ、曲の順番については、アルバム順ではなく発表順になっているのが、同時代の聴いたものでないなら、少し違和感がありますね。シングルで出ていたGet Backはアビーロードの曲の前に置かれている。マジカルミステリーツアーに収められているPenny LsneとStrawberrt fields foreverも同様ですね。アビーロードとレットイットビーも前者が録音は後なのに前に来ているのも、まあそんなもんかと思うのと、最後の曲をThe long and winding roadにしたかったんでしょうかね。言い忘れましたが、ジョンの曲でAcross the Universeも大好きです。

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2 コメント

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Unknown (popotoku)
2022-06-11 08:42:23
青盤を聴くとつくづくビートルズは作曲家として一流だなと思います。バーンスタイン、ラフマニノフたちと並んでビートルズも演奏家として以上に「20世紀の大作曲家」として評価されるでしょう。
ただThe long and winding roadはムード音楽的すぎてあまり好きではあまりません。
ロッテ強いですね・・・
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コメントありがとうございます。 (mikotomochi58)
2022-06-12 21:31:19
popotoku 様、コメント感謝です。ビートルズの曲は、ご指摘の通りの評価がされるものですねえ。約半世紀も前の曲ですが、驚くほど新鮮ですね。
マリーンズ、なんとか交流戦勝ち越しました。打線も上向きになってきましたかね。オールスターまでに、5割に到達して、貯金生活に入りたいですね。
また、教示ください。
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