こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ビートルズの『赤盤』

2020年01月20日 22時36分26秒 | クラシック以外の音楽
阪神淡路大震災から25年となりました。早いものです。今年はじめて慰霊行事の行われる三宮の東遊園地に行きました。前日、竹灯籠などの準備のボランティア、そして17日はお参りに行きました。これまで、東日本大震災や豪雨災害などへの活動は毎年のように参加してきたのに、神戸については、まったく関わってきませんでした。はやり、足元を見ないといけませんねえ。もっともっと、地元神戸のことを知らないといけないな、と強く思った25年目の1.17でありました。

ということで、今回はビートルズであります。なぜ突然ビートルズなのか。それにはいろいろと事情があるのですが、それは置いといて、過日中古やさんで『The Beatles 1962-1966』を見つけ、安かった(780円)ので、思わず買ったのであります。このCDは2枚組。もうご存知のことと思いますが、いわゆる『赤盤』と言われているものですね。

この赤盤が発売されたのは、1973年4月でした。私は、このLPが発売されるまで、ビートルズの曲は、ほとんど知りませんでした。それで、当時愛読していた『週間FM』の広告でこのLPが発売されることを知って、うーん、これは買わなければいけないな、ということで、いろいろとお金を工面して、赤盤と青盤を買いました。値段はあわせて8000円くらいはしたのではないでしょうか。高価な買いものでした。二枚組のLP二つが入る紙製のBOXももらい、ホクホクでありました。

それで、この赤盤と青盤で、ビートルズを熱心に聴きました。それでもうビートルズの大ファンになったのでありました。それは私だけではなく、友人も同じでした。このLPによってみなさんのビートルズ熱は、大いに高まったのでありました。そして、このLPを友人に貸したりもしました。今考えれば、キズがついたらどうすんねん、ですが。

ビートルズは、全部で213曲を発表していますが、この赤盤と青盤には、そのほぼ1/4にあたる55曲が収められています。いわばベスト盤ですので、これでビートルズをほぼ知ることができました。しかし、これだけで収まらず、当然他のアルバムも聴きたくなりました。しかし、当時は今のように13のオリジナルアルバムが定まっておらず、アメリカでのLPや編集したものとか、いろいろあってけっこう複雑でした。とりあえず新しい方から、『Let it be』『Abbey road』『Sgt.Pepper's1…』の三枚まで買いました。この三枚で打ち止めでした。この三枚を聴き終わったころに、私のビートルズ熱も次第に収まっていったのでしょうね。

そんなこんなの赤盤ですが、青盤もいいのですが、この赤盤には、ビートルズがバンドとして演奏している曲が収められています。良くも悪くも4人が一緒に歌い演奏しているのです。青盤でのバラエティに富んだ曲は聴けません。しかし、ギターとドラムだけで、驚くほどど多様な曲を聴くことができます。今改めて聴いてみるに、一曲一曲の特徴が明確で、完成度が高いのであります。赤盤の中で特に好きなのをあげろと言われれば、「抱きしめたい」「イエスタディ」「インマイライフ」ですかねえ。

CD二枚で演奏時間は63分ほど。CD一枚に収まりますね。なんで一枚にして発売しなかったんでしょうね。二枚組だったからでしょうかね。CDでは表面や裏面の区別がないのもなんとなく寂しいですねえ。そして、第1曲目の「Love me do」から「She loves you」までの4曲はモノラルだったんですねえ。これまでまったく気がつきませんでした。そして、曲に順番はこの赤盤の収録順が頭にすり込まれているんです。だから、赤盤で聴くと、非常に収まりがいいのでありました。

ということで、ビートルズについての昔話でありました。次は、青盤もぜひ欲しいなとおもったのでありました。
(EMI TOCP-8011 1993年)

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2 コメント

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Unknown (クレモナ)
2020-01-23 22:06:01
ビートルズは、リアルタイムで接していました。イギリスで、最初に発売されたシングル盤は、「ラブ・ミー・ドゥ」でしたが、日本では、「抱きしめたい」でした。すぐに、「プリーズ・プリーズ・ミー」が発売され、大騒ぎになりました。もちろん、この2枚のシングル盤(東芝オデオンの赤盤)は、直ちに購入しました。その後、LPを購入していったので、シングル盤は、購入していません。もちろん、今回の、赤盤、青盤も購入しました。ビートルズ以前のアーティストは、シングル盤を発売して、その後、ベスト盤として、LPを発売するというスタイルが普通でした。ビートルズは、LPを、最初から、コンセプトアルバムとして位置づけ、寄せ集めではないという、考え方を踏襲しました。その考え方が、日本やアメリカには伝わらず、独自のアルバムや、シングル盤を発売していきました。オリジナルという考え方が、なかったのでしょう。アメリカに至っては、14曲が入っているアルバムを、12曲にして、余った曲を集め、もう1枚、アルバムを作り、儲けるという、とんでもないことを、平気でやっていました。おかげで、ビートルズに関しては、各国で、様々なアルバムが存在し、マニアの楽しみにもなっています。こうした行為に対抗して、EMIや、ビートルズが、正規のベスト・アルバムを作ろうと思い、この赤盤、そして青盤ができたのです。他にも、EMIが作ったベストアルバムはありますが、ビートルズの全貌を、バランス良く聴けるのは、この2種類だと思います。但し、これらに収録されている曲をセレクトしたのは、ジョージ・ハリソンだと言われています。どちらの盤にも、ジョージの曲が、さりげなく選ばれていますが、ポールやジョンが選んだら、どんなアルバムになって、いたでしょうね?
ビートルズに関しては、いくらでも、語ることができますが、初期に購入した、日本盤のLPが、私の宝物になっているのは、言うまでもありません。
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コメント、感謝です。 (mikotomochi58)
2020-01-24 22:53:05
クレモナ 様、コメントありがとうございます。ビートルズで私が最初に聴いた曲は、もう最晩年の「Let it be」でした。東芝のステレオのCMだったと思います。赤盤と青盤が発売されたころも、解散からまだ2~3年ほどしかたっていなかったので、再結成の噂もあったように思います。今から考えれば、あり得ないことだったと思いますね。もう半分はファンの願望のようでしたねえ。もうあれから半世紀近くたっているんですねえ。また、ご教示ください。
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