こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

I've been mellow

2017年02月05日 17時13分04秒 | クラシック以外の音楽
このごろ、iPhoneのアプリでSpotifyをよく使っているんです。この音楽のストリーミング配信サービスは、おどろくほどたくんさんの曲が聴けますね。曲がシャッフルされることや、たまにCMが入ったり、オススメの曲が流れてきたりしますが、半端でない数の曲が聴ける、それも無料で、となれば、いやはやたいしたものですね。パソコンでも使えます。ただ、この場合は30日で15時間と制限がありますが、まあこればかり聴くわけではないので…。

それで、このSpotifyで検索していたら、南沙織の曲がたくさんあるのを発見しました。今回初めてカミングアウト(この使い方はいいにかな?)しますが、私その昔、南沙織の大ファンだったのです。中学生や高校生のころは、彼女の歌とともにあった?と言っても過言ではありません。南沙織は、シングルを27枚出しましたが、一枚一枚買って、宝物のように聴いていました。そして彼女の引退したときはちょうど、私の十代が終わったときでした。まあそれは偶然ですが…(笑)。

Spotifyで検索して、その中から「I've Been mellow」を聴きました。このアルバムは、いまLPで家にあります。実はこれは私の友人のTくんが買ったものなんです。Tくんは、私と同じく南沙織のファンでして、このLPが発売されると同時に買ったのです。しかし、当時の大学生は、ステレオと当時言ったオーディオをみなさん持ってたわけではなく、私もなんとかバイトの金をためてやっとスピーカーを買ったところでした。そして、Tくんの下宿にはラジカセしかないので、このLPを聴くために、私のところに持って来て、カセットテープに録音して帰ったのですね。カセットで彼はこのLPを聴いていたのです。そしてそのLPは私のところに置いたきりになったのでした。そんなことだったので、このLPはよく聴いたのでした。と言っても、アルバムもすべてとはいいませんが、2/3くらいは、買ったり借りたりでよく聴いたものでした。

このアルバムは、1978年6月1日に発売。秋には引退していますので、引退直前のもの。南沙織としての最後のアルバムは、同年10月の「Simplicity」ですが、それよりも、このアルバムの方が断然よく聴きました。 シングルでは「春の予感」「愛なき世代」が収められています。「春の予感」は資生堂のCMに使われた尾崎亜美によるもの。南沙織の歌としては有名な曲でしょうね。「愛なき世代」は失恋の歌ですが、「ああ許してあげる 悲しみも いつかは季節にうすれるわ ああ許してあげる それはうそ ほんとは死ぬほどうらんでるわたし」とある「それはうそ」というところがいじらしく感じたのでしたね。そして当時最も好きだのは「恋人達の場所」A面の3曲目でした。初夏に、愛する人が出来た、大人になりかかった女の子の幸福感をみずみずしく太陽の日差しを存分に受けて、歌いきっていますねえ。また、「ミッドナイトシンデレラ」は松任谷由実の作詞。当時さすがにいい歌詞だねえ、と思ったものでした。「ジョーのコンサート」も熱く歌いきって、これも好きでした。「春の予感」は、文字通り春先に流れた曲ですが、いつも思うのですが、曲が短いんですね。それが物足りない。でも、いろんな意味で春を迎える気持ちなどが写実的に伝わって来ますね。その他のも、いろんなパターンの曲があり、それはそれで飽きない内容でありました。とはいえ、歌が好きというよりも、南沙織が歌っているから聴く、というところは当然のこととしてありましたがね。

加えて、このアルバムのジャケット、黄色でイメージされているのですが、少々ぽっちゃりしはったな、ということ以上に驚いたのが髪の毛がショートになっていることでした。これもいいなと思ったわけでありました。

しかし、このアルバムを聴いたのは、何年ぶりでしょうか、でもつい最近まで聴いていたような気持ちになりました。Spotifyがなければ、聴かなかったでしょうから、有り難いことでありました、

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