外国のブランド企業は欠陥があってもなくても絶対に認めない。
欠陥を認めたらブランドが崩壊するので、相手の落ち度を探し出して攻撃し屈服させる
日本企業はすぐ「ごめんなさい」と言うのでブランドを維持できない
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画像引用:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/entering_the_automotive_business/chapter2/section1/item1.html トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|第2部 第2章 第1節|第1項 リコール問題の発生


商売がうまい外国人

日本人は商売下手、ある種の外国人は商売がとても上手いと言われています。

商売上手と言われるのはユダヤ人、イタリア人、アメリカ人、韓国人、中国人、インド人、アラブ人などそれぞれ得意なやり方ある。

インド人やアラブ人はとにかく”しつこい、くどい”そうで相手が根気負けして折れたら勝ちです。

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中国人は華僑が世界中にいてあらゆる国に中華街をつくり、華僑ネットワークが存在しています。

イタリアやフランスはファッションやデザイン、芸術が得意で材料は紙や布切れだけです。

紙に絵を描いたり布を服に仕立てると、数千万円や100億円で売れる場合もあります。


フェラーリやランボルギーニは超高級車ですが、実はああいう車の開発費はカローラや軽自動車より安い。

製造原価も大衆車とそう変わらないので、とても利益率が高く面白いように儲かります。

価値のないものに芸術やブランドなどで付加価値をつけ、数千万円で売るのがイタリア人は得意です。


翻って日本の有名企業の製品は、膨大な開発費をかけて、製造にもコストをかけるので利益率が非常に低い。

フェラーリが半分儲けているとするとトヨタはせいぜい1割、軽メーカーは5%という所です。

まじめなモノ作りの短所で、世界一高性能高品質でもそれが消費者に伝わらず、安売りしている事が多い。



高品質神話はこうしてつくられる

ドイツは多くのジャンルで日本製品と被っていて、車のドイツ御三家が特に有名です。

御三家のベンツ、BMW、VWは世界的に日本車より高級と思われていて、実際日本車より高く売っている場合が多い。

では実際に上なのかというと、確かにベンツとBMWは排気量や高級さで上回っています。


だが高品質かというとベンツやBMWがスズキアルトより故障しにくいという話は聞いたことが無い。

ドイツ車の高品質は都市伝説のようなもので、ドイツ人はこうした伝説作りがうまく、それで商売をしている。

ライカのカメラは今もカメラマニアに人気があり、日本製カメラより高いが、「撮り味」など意味不明な物を売りにしている。


カメラはソニーとキヤノンがあらゆる点から世界一ですが、最近は「スマホのほうがきれいに撮れる」と言われ評判が悪い。

そのスマホではアップルなどアメリカと韓国のサムスン、中華スマホが勢力を分け合っている。

日本人はなぜかスマホ作りが超苦手で、2流品すら作れず日本人すら買っていない。


スマホの中身は単純な部品の組み合わせだが、プログラミング技術がスマホの使いやすさを決定する。

アップルのスマホは台湾や中国で製造しているが、ソフト部分はアップルが自社開発している。

iPhoneという機械はおそらくシャープでも作れるが、それを動かすプログラミングを日本企業は作れない。



ブランドはこうして維持される

テスラというEVが2008年ごろに登場し、もうすぐ年間100万台に達しようかというほど売れています。

そのテスラだが発売以来数々の事故や火災を起こしていて、車両の完成度や品質は高くない。

駐車場に置いといたら大火災を起こしたのも1例や2例ではないのに、消費者は気にもしていない。


テスラは報道に非常に厳しく、少しでも悪い記事を書くと「訂正しないと告訴するぞ」と言われるとされています。

政府当局が欠陥を指摘しても一度も認めたことが無く、ある時米政府当局が「テスラのモニターなどIT機器は車両より寿命が短い」と指摘した。

するとテスラは「車の寿命は10年以上でIT機器の寿命はそれより短いので、あたりまえで欠陥ではない」と政府に撤回を要求していた。


こんな具合なのでテスラに歯向かうものはだんだん少なくなり、世界の自動車メディアにはテスラを称賛する人しかいなくなった。

こうして世界中でテスラは称賛されているのだが、本当に優れているとはわたしは思いません。

もしテスラが本当に高品質なら、なんでテスラを批判した記者に圧力をかけたり、ユーザーに口止めする必要があるんでしょうか?


トヨタや日産やスズキは過去にアメリカで欠陥車騒動があり、そのどれもが誤解か捏造だったと判明しています。

だが日本メーカーは簡単にクレームに屈し「すいません」と言ったため、低品質な車だという印象が広がった。

もし外国のブランド企業だったら、そう言った本人に「撤回しないと告訴して莫大な賠償金を払わせるぞ」と脅して誓約書を書かせるでしょう。


海外のブランドイメージとはこんな事で維持されています。