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中国覇権とは皇帝思想である 蔡英文も そうなのだ
この記事で
蔡英文が何をしようとしているかが わかった気がします
AC通信 No.794 (2020/06/27)AC 論説No.794 中国覇権とは皇帝思想である
前の記事で蔡英文はDeep Stateの傀儡であると書いた。蔡の背後にある闇の帝国は蒋介石系(軍情報系統)と宋美齢系(国際金融資本)から成るが、台湾人の独立願望が強い台湾では宋系よりも蒋系が政治を取り仕切っている。蒋系の目標は第一に台湾独立を潰すこと、第二に中共打倒と中国統一である。このふたつは過去75年の間少しも変わっていない。多くの人は台湾の統一派が中共に降参すると思っているが、彼らの目的は昔から中共打倒である。これは非常に困難だが中台で繋がっている「幇」にとっては不可能でない。幇(青幇、洪幇、三合会)とはシナ人の闇の帝国である。
最近民進党の元老と言われる許信良が「蔡英文が2016年から2019年の第一期の4年間で唯一の功績は台湾独立派を潰したことだ」と言った。許信良は民進党員だが蝙蝠と軽蔑されている親中、統一派である。蔡総統は闇の帝国の第一の目標を達成して、次の目標は中台対談、中台間で平和協定を結ぶことと言われている。
中共は常に「92共識」、台湾は中国の一部であると言う共通の認識を認めろと要求し台湾は一貫して否定している。これこそシナ人に共通する覇権思想の現れで、習近平はいつも台湾、香港、南シナ海、尖閣諸島などはみんな「古くから中国の領土」と主張している。シナ人の皇帝思想の証拠である。
中国3千年の歴史とは覇権闘争の歴史である。誰でも皇帝になれるし、なりたい。皇帝になって新王国を作る。中国の歴史とは覇権闘争に勝ったものが皇帝を称して王朝を建てることだった。項羽と劉邦、唐の李世民、明の朱元璋、近世では袁世凱や蒋介石、毛沢東などみな同様である。中国は「古来の領土」とか「一貫して中国」などというが、一つ一つの王朝はみんな闘争で領土を占領したのであって、譲渡された中国などはなかった。中国共産党は清朝でないし清朝とは関係がない。明が滅んで清に領土を譲渡したのではない。だから中共が台湾は中国の領土、尖閣も中国の領土などと言う主張は初めから根拠がないのである。
蒋介石は毛沢東との戦いに負けて台湾に逃げ込んだが死ぬまで中国統一を唱えていた。蒋介石の後を継いだ蒋経国はロシア留学の経験があったので共産主義思想があり、中国共産党と合併して台湾を併呑すると思われていたが、事実は蒋介石が息子の蒋経国をスターリンに人質として差し出したのだった。それだから蒋経国は反ソ連であり共産主義に反対だったはずだ。
皇帝思想が三千年も続いているシナ人にとって、もしも蒋経国が中共と合作したら彼は間違いなくナンバーツーである。三千年来の皇帝思想があるシナ人にとってナンバーツーは必ず抹殺される運命にある。毛沢東が政権を取った後ですぐに劉少奇、林彪などを粛清した事実を見ればわかる。だから蒋経国と中共の統一は絶対にあり得ないことだ。その証拠に蒋経国は「三民主義統一中国」を唱えて共産主義とは違うことを明確にしていた。同じように台湾の統一派が「92共識」を認めるはずがない。彼らは統一したら粛清されると知っている。蒋経国は台湾人の李登輝を起用して台湾における中華民国を強大にしようとした。その後陳水扁、馬英九、蔡英文と続いた中華民国の総統はアメリカの圧力もあって現状維持を続けたが、だんだん中華民国の存在が薄れて台湾独立主張が強くなった。
現状維持とは曖昧な表現である。陳水扁は少しづつ独立を推進し、馬英九は中国と平和共存を図っても92共識は認めなかった。そして蔡英文がこの四年で台湾人民の独立運動をすっかり無力にしたのである。闇の帝国は真っ先に独立願望を潰し、次に中国統一を図る、少しも変わっていない。
蔡英文は何をしたいのかというと、彼女の第二期総統の就任の際に述べた彼女の主張、「和平、対等、民主、対話」である。つまり中共と戦争はしない、双方対等の立場で中共と平和交渉をすることである。中共と協定を結んで中台関係を良くし、やがて共産党を倒す、覇権闘争、皇帝思想は少しも変わっていない。だが現状では中国と台湾の国力はあまりにも違うから不可能だ。中国と台湾が対話をすることは「隆車に向かう蟷螂の斧」だ。不利な条件で相手と平和協定を結んだら第二の香港になるだけである。
不利な条件でも対話を求め、平和協定を結ぶつもりの蔡英文の目的は「ノーベル平和賞」を取ることだろうと童文薫女史は言う。だが私にはノーベル平和賞はないと思う。例えば金正雲と文在寅が平和交渉をしても賞を取れなかったし、トランプと金正雲が38度線で握手しても取れない。ノーベル賞の野望のために台湾を売り渡すような協定は絶対に阻止しなければならない。
ノーベル賞を取ったら論文スキャンダルの追及をしないようになると彼女は思っているらしいが、それは有り得ないことだ。三十七年も嘘をつき通した罪は必ず法の裁きを受けるべきである。
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