日本でも「ほら やはりトランプはもたない」と喜んでいる評論家がいますが どうなりますか
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(読者の声1)トランプ政権ははやくもガタガタ、政権運営、この先があやしいと米国メディアが大騒ぎ、支持率急落、オバマケアと葬れず議会との関係もギクシャク。このまま自壊するんでしょうか? しかし米国のリベラルはメディアが報道してトランプ叩きをしているだけなのか。
どういう見極めが必要でしょうか?
(JJセブン)
(宮崎正弘のコメント)リベラルなメディアの報道は以前より過激にして、過大で、而も自分たちに都合の悪いことは報道しない。不法移民がカリフォルニアで九歳の女子生徒を強姦した事件など、意図的に報じていませんね。
どんな些細なことでもトランプを批判する記事は書く。なんだか森友学園で、安倍首相を連日批判しているどこかの国のメディアそっくり。
一番大事なこと、それは トランプがいまやっているのは政権のなかに巣くう敵のあぶり出しです。メディアに情報を漏洩したスタッフを探し出しており、これが終わってから副長官以下の人事に手をつけ、陣容の強化をはかる予定です。
フリン補佐官がモスクワの高官と電話していた。まだ就任前の越権行為。でも考えてみても、フリンは休暇を取ってドミニカにいたのです。その電話のなかみを知っていた? 米国の情報機関が盗聴していたわけで、フリン批判は同時に自らの盗聴行為を証明したことになる。前代未聞の醜聞でしょう。
だからトランプは情報機関と敵対しているのですが、政権内の内通者を炙り出し、そのために様々な頭脳プレイがホワイトハウスで展開されている。
さて、公約のオバマケアを止めるという懸案事項ですが、ライオン下院院内総務が頼りなく、また議会共和党のヘルスケア案は、トランプが想定しているアイディアとはおおきな距離があるため、いったんは引っ込めたと見ておくと良いと思います。
エジプト大統領との会談のあと、習近平との首脳会談ですが、習はトランプの別荘には泊まらず、しかも前日にはフィンランドに立ち寄って、訪米だけが目的ではないというジェスチャーをしますが、腹の底は見え透いています。
米中首脳会談は予定通り開催されるとすれば、北朝鮮問題で相当突っ込んだ話し合いになるでしょう。
どうやらトランプは本気ですね。北朝鮮に対して、あっと驚く行動を取る日が近いと推測しております。