ロシア人の危機意識

松緒錦江
火災にも爆発にも爆弾テロにも備えよ常に!ロシア人の危機意識

・・・・交通事故、火災、誘拐、強盗、窃盗、暴行被害、詐欺、そして爆弾テロ。さらに冬になると、雪道で転ぶだけでも骨折の危険があり、そのまま起き上がれないで転んでいて(あるいは酔っ払っていて)凍死する可能性も十分にありうる。また、雪解け時期に頭上からツララが落下してきて頭を直撃すると死に直面する危険すらあるので、歩くことも慣れないうちは命懸けなのである。

大陸に暮らすロシア人である限りは常にそういうリスクを意識して、できるだけそれを回避するように暮らすしかない。そのせいか、モスクワ市民の動きは他の地域に比べても敏捷であり、他の困っている人に手を貸すときも動きが早かった気がする。危機に対する意識は、全体的に高くならざるをえない

どんなことがあっても動じないロシア人の生活態度

大事故があっても冷静に対処し無闇に動揺したり騒いだりせず、世間を騒がすことがあろうと、そんなことにはびくともしないで「死ぬときは死に、生きるときは生きるしかない」という現実に向き合う強さ。本来、人間は人種を問わず、精神的にも肉体的にも、本来は強いものなのだと思う。厳しい現実の中では、そう考えなければ生きられない。

あまりに「安全神話」を過信しているために、いざ災難に遭ったときに他人のせいにするような態度は卑屈である

ひどい社会にいると 人間は 鍛えられ
甘い社会にいると ダメになる
それで 世界全体としては 平均化して いい?

毎回 松緒さんの話は いろんな具体例が でてきて 
それだけでも 楽しませてくれます

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 米国は 国を... 近隣諸国条項... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。