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小池百合子氏が『ニューズウィーク日本版』表紙を飾る 蓮舫氏の心境やいかに
蓮舫 共産党に対する警戒心皆無。こりゃダメだ
小池百合子氏が『ニューズウィーク日本版』表紙を飾る 蓮舫氏の心境やいかに 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(982)
『ニューズウィーク日本版』(7・2)が、まさかの小池百合子大特集。ご本人、表紙の自分の写真を見てニヤついているのでは。
一方、悔しがる蓮舫氏(笑。推測)。これはしかし、致し方あるまい。政治家としては明らかに格が違う。
同誌のトップ「『劇場型政治家』小池百合子の最終章が始まった」という広野真嗣さん(ノンフィクション作家)のリポートは幅広く取材、小池百合子という政治家の本質をついている。
<小池の発信には独特のスタイルがある。「ブラックボックス」や「チルドレンファースト」など、横文字交じりのもっともらしい言葉選びで人々の意表を突き、時に「人民の敵はあいつだ」とばかりに敵を名指しして喝采を浴びようとする。(中略)人々の不安や不満のくすぶりを感じ取るや、たちまち発信の材料に変える瞬発力。これこそが小池の真骨頂である>
で、広野さんが対比するのはトランプ前大統領だ。
<人々の不安を糾合して政治の中枢に要求を突き付ける構図に着目すると、日米の2人のポピュリストが実によく似ていることに気付かされる。注目される小池の発信は、「行き当たりばったり」であることも少なくない>
当然、各誌都知事選を扱っているが、『週刊文春』(7月4日号)「蓮舫実兄との骨肉裁判に新事実」の中に見逃せないコメントが。
学生時代からの親友という最側近の手塚仁雄衆院議員(立憲民主党)が蓮舫氏と日本共産党の関係を聞かれて、
<「支持率一〇%を持ってる政党がここまで熱心に応援してくれるんだから有難いことじゃない?〝立憲共産党〟批判をする人って、自民党支持者でしょ。メディアも産経新聞くらい。僕らの誇らしいことですよ」>。
共産党に対する警戒心皆無。こりゃダメだ。
『週刊新潮』(7月4日号)「『小池知事』が側近幹部を潤わせる『東京都天下り天国』」も重要な指摘。
特に小池都知事の元特別秘書、野田数(かずさ)氏の「東京水道サービス株式会社」(現・東京水道株式会社)社長就任は異例中の異例。当時(令和元年)から口封じの噂があった。
『新潮』では「日本の水が危ない!」も必読。
(月刊『Hanada』編集長)
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