中国のバブル崩壊のタイミングは

陳胡痒
迫ってくる不動産バブルの崩壊(石平のチャイナウォッチ)

アンチ中共主義者が待望する中国バブル崩壊だが、全然こない。
しかしそれは仕方ない。彼らはファンダメンタルがうんぬん、中国の不透明なイカサマ経済がうんぬんいうが、国際的な資金の流れはそんなものを材料視しないからである。
プライムの株価のように、資金が流入する限り椅子取りゲームのイスは減らないわけで、バブルは弾けない。
では、そのタイミングはいつか?
資金の調達元がドルのキャリートレードである以上、アメリカの不動産価格が底打ちして、アメリカ経済が上向きになったことが明らかになり、今のドルのゼロ金利状態が解消されたときである
ドルキャリーの巻き戻しによって、新興国に入っていた資金が一斉に逆流する。この時点で、ドルキャリーの資金が流れ込んでいた市場で、金融相場から業績相場に移行できなかった市場は大暴落である。
政治的に見れば、そのタイミングはまだまだ先である。中国の株価は上海万博を材料にして前回の高値を抜くぐらいに上がらなければならない。
そうしないと米帝系の銀行・産業資本が中国の銀行・提携企業に投資した資金(ロックアップがかかっていて北京オリンピック景気のときにもって帰れなかった投資)を売り抜けしてドル転できないからだ。
であるから、中国のバブル崩壊のタイミングは次の二点の条件が重なったときである。
すなわち、
アメリカの銀行などが、中国のメガバンクに出資している株式を第三者に譲渡したとかいうニュースが流れ出す。
アメリカの住宅・不動産市場が底打ちしたのが確認され、アメリカが金融引き締めに転じる
この二つの条件が重なったとき、アメリカ奥の院は中国のバブル崩壊と民主化・中国分割にGoサインを出すのである。

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