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黒岩知事を丸め込もうとした小池都知事には呆れます

責任は政府に、手柄は自分に、のロクデナシの知事

悪党の所業

 

日刊ゲンダイ

【Q】黒岩知事を丸め込もうとした小池都知事には呆れます|村西とおる 人生相談

 

 神奈川の黒岩知事を丸め込んで、緊急事態宣言を延長させようとした小池都知事には呆れました。自分の思い通りにするために手段を選ばないやり方に、彼女の本性を見る思いでした。延長するかしないかで、生きる死ぬのギリギリのところにいる人のことは二の次だったわけです。大体この1年、コロナのために何をやっていたのですか。周りには「頑張っている」と思っている人が多く、都知事選では360万票も獲得しました。みんな早く目を覚ましてください。(70代、主婦)

 ◇  ◇  ◇

【A】 「だまされた」と憤る黒岩知事に対して、小池知事は平然として「普通のやり方をしたまで」と応じました。嘘八百を並べても「それは普通のやり方だ」と居直る鉄面皮ぶりには正直驚かされました。本来ならば緊急事態のコロナ禍にあっては私心を捨て、都民のためにその責務を全力で果たすことに情熱を注ぐべきお立場ですのに、そうした「公に殉じる」といった精神とは程遠い、これを好機として政治的野心を遂げようと奸計を巡らす振る舞いを続けています。

 あわよくば菅政権に打撃を与え、自らの国政復帰へのチャンスを虎視眈々とうかがうあざとさが透けて見え、ヘドが出る思いです。

■1兆円の貯金を使い果たされた上に塗炭の苦しみを

 コロナ禍が始まってからのこの1年、1兆円の都の貯金をアッという間に使い果たした以外、何をしていたというのでしょうか。やっていたことは「コロナ怖い、大変だ」と都民を脅し、記者会見での「密です」のパフォーマンスに血道を上げ、己の人気取りのための「自粛キャンペーンCM」に11億円もの都税をドブに捨てることでした。

 感染対策は本来、政府ではなく、都道府県の長が責任を持って行うべき「医療行政」です。1400万の人口の東京都が50人程度の「重症者」で医療逼迫というなら、監督すべき立場にある14の都立、公社病院や民間医療機関に、直ちにベッドの拡充を求め、医療体制を整えることが求められたのですが、小池知事がやったことは飲食店業者に過酷な時短営業を要求したことでした。

 やるべきことをやらず責任放棄をしている小池知事に対し、その罪や責任を追及するテレビメディアはありません。来るべき東京五輪の主催者である東京都の不興を買ってはならないと、批判の矛を収めているせいです。

 がんの年間の死者数37万人を筆頭に、心疾患や肺炎の10万人とその他の重篤な病気は目白押しです。なぜ通年1万人のインフルの死者の時でなく、新型コロナの9000人弱の、欧米諸国の数十分の1の死者数であれほど、日本の底が抜けるかのような大騒ぎをしているのか、その根拠が問われています。

 それらは視聴率アップの奇貨として過剰にコロナ怖いと恐怖を煽ったテレビ局による「人災」ですが、大変だというなら北京に10年来の被害をもたらしている黄砂の方です。これらが日本を襲うことで含まれているPM2・5や大気汚染で年間2万人が命を落としているからです。

 責任は政府に、手柄は自分に、のロクデナシの知事に出口の見えない自粛を強いられ、一票の重さを噛みしめつつ、これから先も都民は塗炭の苦しみを味わうことになるのですが、これを悪党の所業といわず何というのでありましょうか。

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