シーク教徒をめぐるカナダとインド対立、過去には旅客機爆破していた

 

シーク教徒をめぐるカナダとインド対立、過去には旅客機爆破していた

シーク教襲撃事件と航空機爆破事件

カナダのトルドー首相は9月18日、カナダ国籍のシーク教の指導者・ニジャール氏が6月にカナダ西部の寺院近くで襲われて亡くなった事件でインド政府の工作員の犯行だと発言した

しかもインドで開かれたG20サミットの場でインドのモディ首相に直接抗議し、インドによるいかなる関与も容認しないと詰め寄った

インド政府は亡くなったニジャール氏を分離独立運動を進めるテロリストに指定していたが根も葉もない事ではなく過激な一面があった

シーク教はヒンズー教とイスラム教の両方の要素をもつが両者を否定し、特にヒンズー教の多神教について「神はひとつしかない」と唯一神を主張している

シーク教徒の外見上の特徴は男性が頭に巻いているターバン(全員が巻く訳ではない)と髭で、名前は「シン(ライオン)」が多くタイガージェットシンというプロレスラーが居ました

本名はジャジット シン ハンというインド出身のシーク教徒、髭を生やしターバンを巻いてサーベルを振り回す姿で人気を得て、今はアメリカに住み事業をしている

シーク教創立者ナナク(1469-1538)はヒンズー教徒の父親とイスラム教徒の母親の間に生まれ、彼が存命中はヒンズー・イスラムと敵対的ではなかったが近代になってテロ集団化している

カナダに住むシーク教徒はインドからの独立を主張しインドに入国しては度々テロを起こしていて、インド当局に逮捕される事も多く両国の頭痛の種になっている

6月の事件とは別に9月にカナダでシーク教徒が襲撃されて亡くなる事件があり、カナダ警察によると「ギャング間の抗争」があった

カナダは最近急速に移民を増やし人口の25%が移民だが、犯罪や貧困やホームレスも増加しギャングや宗教などの対立も激化した

シーク教は生まれた時からシーク教徒ではなく他宗教から信者を勧誘するのが特徴で、このために他宗教と対立を起こします

日本でキリスト教や新興宗教が「あなたの神は呪われています。イエスを信じなさい」などと道端でやっているがああゆう事をカナダでもやっているようです

 

シーク教徒は平和な市民などではない

トルドー首相はカナダ国籍のシーク教徒を守ろうとインドに抗議したが、そのシーク教徒はカナダでもインドでも厄介者で、頻繁に事件やテロを起こしています

その最大のものが1985年6月23日に起きたエア・インディア747爆破事件で、この時は日本の成田空港でも爆弾が爆発していました

この便はカナダのトロント空港からロンドンを経由しインドのインディラ・ガンディー空港に着陸予定だったが大西洋上でレーダーから消え329人を乗せて落下しました

エア・インディア182便が墜落する1時間前に新東京国際空港でカナダ便からエア・インディア301便に積み替え中の荷物が爆発し従業員2名が亡くなった

航空機内と成田空港でラジカセに隠した同じ爆弾が爆発したと断定され、ラジカセはカナダで販売されていて犯人のシーク教徒数人が逮捕された

1984年10月31日にはインド国内でシーク教徒をテロ組織として掃討作戦を指示したインディラ首相が警護のシーク教徒に襲撃され亡くなっていた

シーク教徒は信者が多いインド北部パンジャブ州やその周辺から分離して、シーク教徒の独立国「カリスタン」(清浄な地」)を建国しようとした

暴力的独立運動は1982年に始まりインドで地方占拠クーデターであるアムリットサル事件を起こし、インド市民ら数百人とシーク教徒数千人がなくなった(4千人と言われている)

要するにインド側から見たシーク教はタチの悪いオウム真理教や日本赤軍であって、それを匿ってテロを支援しているのがカナダだという事になります

カナダから見るとシーク教徒は(ギャングでも)立派なカナダ市民で、インドはこれを受け入れなくはならないと言ってパスポートを発行しインドに送り出しています

シーク教徒はカナダ政府に守られてテロ計画を練り、それをインドの構成員に実行させて自らはインド警察の捜査を逃れている

インドで起きるシーク教徒のテロなどでカナダは協力する気が無いらしく、「民主主義」を振りかざしてシーク教徒を保護しています

実際にインドが工作員をカナダに送り込んでシーク教指導者を襲撃したのですが、直接手を下さなくても対立組織を支援したりやらせた可能性がなくはない

トルドー首相が言っている「純粋無垢なカナダ市民をインドの工作員が襲った」という話は事実とかなり違う

1966年ニューデリーで、シーク教徒国独立を巡って最初の暴動があり、ターバンを巻いて刀を持っているのがシーク教徒

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