IT成金がいよいよ没落する、産業分野栄枯盛衰の歴史は繰り返す

納得の指摘

 

IT成金がいよいよ没落する、産業分野栄枯盛衰の歴史は繰り返す(大原 浩) @gendai_biz

この四半世紀はIT・インターネットの時代であった

米国で1993年に、当時のクリントン大統領とゴア副大統領が掲げた全米規模の高度情報通信ネットワークの構想(情報スーパーハイウェイ構想

「ウィンドウズ95」の発売

この革命もそろそろ終わり

 

言葉だけが先行して中身がない「DXブーム」も、IT・インターネットの「革命」が終わり、「革新的商品」が生まれないから、「既存商品の寄せ集めを看板替えして商売」をしようとする「つくられたブーム」

 

役所が民間に関わるとろくなことがない」が示すように、日本が誇るゲーム・アニメ産業は、政府の後押しなど無くても民間の力で発展した

 

5月18日公開「水素エンジンはハイブリッドのように大ブレイクするか?」で述べたように、トヨタをはじめとする自動車会社は「脱炭素」「EV推進」の強要という政府の「妨害工作」にもかかわらず、躍進している。

副題「トヨタは『ベンチがアホ』でも野球する」のとおりである。「あほなベンチ」が自らの無能さを顧みず、口を出し始めたことが、IT・インターネットビジネスの終焉のサインでは無いだろうか。もちろん、それを受け入れる業界の体質も同じことを示唆する。

 

銀行の没落と復活

 

私の処女作「銀行の終焉」が出版されたのは1996年であったが、まだ1989年をピークとする銀行への信頼は絶大であり、「銀行の終焉?何言ってるの?」というのが世間一般の反応であった。

(産業の)市場が崩壊」しても、中核ビジネスがしっかりしていれば生き残る可能性が高いが、そうでなければ泡となって消えてしまう

 

ソフトバンク、いよいよ「年貢の納め時」

 

「IT・インターネットバブル」という「追い風参考記録」で舞い上がっていた多くのIT企業もこれから厳しい時代を迎える。

 

IT・インターネットは公共財になる

そもそも、IT・インターネットは「フリーエコノミー」を推進する存在だ。フリーソフトや、無料のウィキペディアなどの恩恵を受けている人々は多いだろう。

したがって、一部の企業が市場を独占し、多額の利潤を得るという行為は「IT・インターネットの哲学」に反する

一部の企業が市場を独占し、多額の利潤を得るという行為は「IT・インターネットの哲学」に反するともいえる。

実際、市場を独占しやりたい放題のGAFAを始めとするビッグテックに対する世間の目は厳しくなっている。

検索エンジンは、水道、電気、ガス並みの公共財だ。

公共財の重要度は高いが、そのビジネス展開には節度が求められる。私利私欲だけで儲けて良いわけではない。

結局、これから「バブル崩壊」と「公共財化」によって、IT・インターネット産業の姿は激変すると考えられる。

 

 

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