ゴールドマンサックスの研究

ゴールドマンサックスの研究

外資系証券は以前から新入社員の採用を「理数系」に絞り込んでいる。ゴールドマンサックスが昨年末に1人平均7,500万円のボーナスを支給して世界中のサラリーマンの羨望（せんぼう）を集めたが、東京支店の 株式本部長も京大「工学部」の出身である。
第2に、外資系証券は東京証券取引所で出来高の60％を支配しているが、先物市場に至っては90％以上で、完全支配に近い。
第3に、彼らは数学を駆使して時間、空間、銘柄を超えた株価のサヤを取りやヘッジを大胆に実行している・・・・
本拠地の東京市場でさえ外資系に蹂躙されている野村、大和はもはや彼らにとってライバルではない・・・
私は17年も前に・・・「野村證券は史上最高の利益を計上した今こそ肉体労働から頭脳労働へ、転換を急ぐべきだ」と訴えた。
日本の大証券がいまだにノルマ営業に明け暮れている状況は悲劇的である。帝国海軍が誇る戦艦大和は米国空軍の攻勢にあえなく敗退した。いま日本の大証券に求められているのは戦艦大和ではなく宇宙戦艦ヤマトである。時空を一瞬でワープするヘッジ機能を持たない証券会社は、パニックに遭遇したとき勝ち残れない。
・・・・竹中平蔵氏が金融庁長官に就任して以来金融機関の国際競争力が衰退し、その後に受け継がれた威嚇的行政が金融機関の活力を奪い、無気力な横並び経営に追い込んでいる。
この間に、欧米先進国で金融は国家の中枢を担う基幹産業に発展した。

トップが　経済を知らないと　いいところは全部横取りされ　いつまでも国民は　豊かになれない
勉強すべし