ヒラリー いよいよ拉致の幕引きが始まった

青木直人
ヒラリーのレトリック

ヒラリーが事前に「国務長官としてよりも、親として母として、家族の声を聞きたい」と、していることだ。これを家族に深い同情をあらわしたものと見るのは、大間違いである。大手メディア、なかでもテレビはこうした報道に傾きがちだが、ヒラリー発言の真意は「同盟国アメリカの国務長官〔外務大臣〕という公的立場では会わないし、会うわけではない」というメッセージなのである。

そうなれば当然、会見とそこでの発言にほとんど公的責任は生じない。事実、ヒラリーはひたすら聞く役に回るだけで、テロ支援国家指定解除の要請にも、なんのリアクションもおこさなかった。彼女はひとりの「母」として会見し、私的な会談のまま、話しは終わったのである

会見は単に「拉致家族に会いました」というだけの意味しかなかったのである、なんら外交的にアメリカの手足を縛るようなものではありえなかった。
ヒラリーは「やさしき母」を演ずることで、見事に日本人の国民的願望である「拉致問題の解決への米国の協力」要請をかわして見せた。会見で日本への「仁義」は終わった

いよいよ拉致の幕引きが始まった。ヒラリーの目は笑っていない

なんと 純粋可憐な 日本人よ

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