中東TODAY:
No.619 パレスチナの同士討ちと日本の緊急援助
彼らは自助努力という言葉を知らない
そもそも、これまで長い間外国から莫大な金額を援助され、大金を持っているマハムード・アッバース側と、世界から援助が止まり、国家を運営していく資金に事欠くハマース側との間で、金をめぐって争いが始まった
PLOの幹部や、彼らの子弟が湯水のように、アラブ諸国などからの莫大な援助金を浪費・・・・ ハマースがイスラーム原理主義組織であることから、そのハマースが牛耳るパレスチナ政府には援助しない、・・・、妥協を引き出しやすい、マハムード・アッバース議長の権限を維持しようとして、ハマース締め出しを狙ったのが援助停止の本当の理由
資金的に困窮したハマース政府は、イランに援助を求め、ある程度の資金を確保することができた。
・・・現在では内戦状態になっている。ヨルダン川西岸地区ではファタハが強く、ガザ地区ではハマースが優勢に立っている。イスラエルはこうした状況を、ガザはハマースタン(ハマースの土地あるいは国家)と呼び揶揄している。
・・・・日本政府のパレスチナに対する援助は、パレスチナ人同士が殺しあう、戦費に充当される・・・・