米国の危機 内戦の動乱に陥る危惧

宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023) 6月16日(金曜日)弐
        通巻第7799号  


   ♪
(読者の声1)(在米のKM生)様の投稿の中で、「ディープ・スーイトの最大の敵はロシアでも支那でもなく、真実を広めるトランプ氏やRKJ氏を支持する国民である。真実の公表、言論の自由を担当するのが、ツイッター社を買い上げたイーロン・マスク氏であり、この3名が自由主義世界を救おうと立ち上がった」トあります。
しかしイーロン・マスクは中共政府から莫大な援助金を獲得して、EV工場を稼働しています。
ウイグル、香港、モンゴル、チベットを迫害している中共の庇護を受ける彼が、「自由主義世界を救おうと立ち上がった」とは言えません。
ツィターの回線も確かAT&Tかどこかの、そのバックがBlackrockか、Vanguard資本に支配されているはずです。ギリギリ対峙したとして、イーロン・マスクは寝返るのではないかと危惧します。石原慎太郎も支持したリチャード・ギアの方が、チベット擁護で信頼できます。インパクトは強力ではないにせよ。
尚、上院議員のランド・ポールの事務所職員がナイフによる刺傷を受け、この所、コロナ‥ウィルスの元凶Fauciへの糾弾が若干トーン・ダウンしているようです。命がけなのでしょう。
   (MKM)


宮崎正弘のコメント可能性がゼロではないシナリオを三つあげます。
 第一にイーロン・マスクは高転びに転ぶ可能性があります。
第二はトランプ暗殺です。ディープ・ステートが司法権力を抱き込んで、陰謀の限りをつくして起訴に持ち込んだ。なんとしても有罪として刑務所にトランプを収監して沈黙させるというかれらのシナリオは、逆に起訴の度にトランプ支持が上がるという皮肉な現実。残された手段は暗殺でしょう
第三にもしそうなると、アメリカは大規模な暴動が銃撃戦に発展し、内戦の動乱に陥る危惧がありますね。夢想ではなく、南北戦争の再来です。そこまで分裂状態は深刻です。
 そして最悪のシナリオは米国の内乱に便乗し、中国が台湾ばかりか日本侵略の挙にでること、日本の地政学者でそこまでのシナリオを想定している人はいませんね。
戦略の基本とは、あり得ないシナリオも準備し対応策を練ることあります。
嘗てハーマンカーンが言ったように「考えられないことを考える」のも重要ですから。
 蛇足ですが、80年代前半、軽井沢の日米セミナーに来日した折、小生、ハーマンカーンと会ったことを思い出しました。
当時スマホもデスクトップもない時代ですが、彼のポケットには自分でつくった小さなデータバンクがあって、各国のGDPなど数字がぎっしり入っていました。
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