岩波『広辞苑』の中国傾斜の歩み―宣伝に迎合・抗議に抵抗!版を重ねるごとに悪化

永 山 英 樹

岩波『広辞苑』の中国傾斜の歩み―宣伝に迎合・抗議に抵抗!版を重ねるごとに悪化する理由は

「台湾は中国領土の不可分の一部」とする中国の「一つの中国」の主張・宣伝はフィクションである。ところが日本では、政府が一九七二年の日中共同声明で、台湾に拠る中華民国政府ではなく中華人民共和国を「中国の唯一の合法政府」だと承認したため、「台湾を中国領土」と認めろとの中国の要求を政府が受け入れたとする誤解が拡大した。当時政府は「台湾を中国領土とは承認しなかった」と繰り返し説明したに関わらず、マスコミなどは中国に迎合することに熱中し、中国地図に台湾を含める等々、「一つの中国」との認識を広げてしまった。ただ幸いここ十数年来、「一つの台湾、一つの中国」との現状への国民の理解の深化や、それにともなうマスコミの台湾報道是正の要求運動の高まりもあり、その手の誤報は減少傾向にはある。しかしそれでも、いまだ「一つの中国」の考えに固執し続ける一つが、日本を代表する辞書として、社会に大きな影響力を持つ岩波書店の『広辞苑』だ。

・・・・

「一つの中国」宣伝に基づく誤記・・・

このような有害な辞書を全国の子供達が学校図書室で利用することを想像してみよう。

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