サカキ

日経新聞 春秋(5/9)
<全文引用>
安倍晋三首相が靖国神社の春季例大祭にあわせて奉納したのは真榊(まさかき)。神事に用いるツバキ科の常緑広葉樹サカキは、日本の温暖な山野に自生し、これから夏にかけて、白い花が芳香を放つ。関東以北では、サカキの代わりによく似たヒサカキを使ってきた。

▼その両者とも今や中国で栽培され、枝を伐(き)り日本に輸出している。安倍首相が奉納したのは鉢植えなので日本国内産だと思われるが、玉ぐしなどに使う切り枝には中国産も多いという。鎮守の森や屋敷林がやせ細り、神棚に供えるサカキも手に入りにくいこのごろ、定期的に国産サカキを宅配するビジネスもある。

▼万葉集や古今和歌集では、サカキには榊ではなく賢木(さかき)という字を当てている。特定の樹種を指すのではなく、勢いの盛んな常緑広葉の栄樹(さかき)たちを、シキミやタブの木などを含めて様々な神事に使い分けた。神が降りる「よりしろ」、神と人間の境界にある境木(さかき)を語源とする説も有力だ。

▼日本では植物の名前に、似て非なるものには「イヌ」を、小さくて可憐(かれん)なものには「ヒメ」を付けて呼ぶことが多い。当然、ヒサカキは姫榊から来たとする見方もある。しかし、榊にあらず=非榊という無粋なまでに単純な説明の前に、姫説は分が悪い。
この手の話、複雑に過ぎず、単純な方が説得力を持つ。 
この最後は いかにも 安倍氏のあいまい戦術に 
いらだっている 日経らしい 卑しき文

サカキは・・・・ 写真
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