中国のことになると「まずいことには徹底的に目をふさぐ」

青木直人
NHKの「不都合な真実」

異民族による善政はありえる。そして生活者は同民族による圧政よりも異民族支配下の安定と繁栄を願うこともある。これこそが、政治的リアリズムであって、いや違うというのなら、そういう方々はGHQ占領軍という異民族による軍事的支配を背景にして誕生した現行憲法をなぜありがたがるのか、そのことを釈明していただきたい。日本国憲法はマッカーサーの軍事的圧力の下で誕生した。護憲派は異民族による銃剣支配下の「善政」を支持しているのである。「平和憲法」とは被爆死した同胞の怨念の上に咲くあだ花なのだ

話は元に戻る。大笑いなのは米国製の憲法をありがたがる連中が、このNHKの番組のように、日本の台湾統治だけは「非人間的」「差別」「帝国主義的」と断罪することである。彼らは白人の帝国主義支配はOKでも、日本の「軍国主義的」支配は許さないと強弁するのである。気が狂っているのではないのかね。なぜなら、こうした思考パターンこそ、正真正銘のレイシズムに他ならないからである。
日本の台湾統治は問題だが、マッカーサーと中国共産党の支配については手を触れない。「皆様のNHK」はいま、ジャーナリズム精神とほど遠いところにいる。

中国のことになるとNHKの現場では「まずいことには徹底的に目をふさぐ」という迎合的姿勢があらわです。受信料を払っている視聴者こそ、この隠された事実を知っておいてほしい

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