エロかバトルの二択…江戸時代も今もヒットする物語は同じ

この記事 どこか・・・

神楽坂淳

エロかバトルの二択…江戸時代も今もヒットする物語は同じ

 

エロかバトルの二択…江戸時代も今もヒットする物語は同じ|神楽坂淳の新「異説まちまち」

 日本の映画の興行収入上位はとにかくアニメが強い。そして日本の歴史からいくと、それはある意味当然なのである。...

日刊ゲンダイDIGITAL

 

 

日本の映画の興行収入上位はとにかくアニメが強い。そして日本の歴史からいくと、それはある意味当然なのである。

 人気の漫画でもアニメでも、一部の例外を除けば「戦う」か「色気」のどちらかである。江戸時代においても、基本はこの2つだった。

 何の取りえもない主人公が、5人の女性に言い寄られて誰と恋をするか葛藤するというようなものが大人気であった。

 罠にかかったキツネを助けたら、美少女に変身して主人公のあだ討ちを助けてくれるというようなものもヒットした。

 かの有名な葛飾北斎のヒット作にいたっては、海岸で美少女がタコに襲われる絵物語である。「触手もの」というジャンルを生み出したのは北斎なのだが、ちなみにこれは日本だけのジャンルで、海外にはない

 日本人はエロと物語ということを長い間追求してきた。ヒロインも、幼なじみの少女から人妻まで多岐にわたる。昔はなかった職業はともかく、あらゆる職業が大抵エロの題材になっている。

 そして、そうでなければ、バトルである。「異種合戦もの」というジャンルがある。さまざまなものを擬人化して戦わせるのは江戸時代の流行だった。例えば、うどん対そばという作品がある。夜な夜な町を荒らすうどん党をそば童子が退治するというものである。大根おろし、鰹節、唐辛子、陳皮の4人を引き連れてうどんと戦う。もちろん全員が人間の姿である。最近はやりのライトノベルと基本は何も変わらない。

 そしてもうひとつ、西洋の人間は成熟した女性を好む。ヒロインにしては30歳ぐらいの女性をよしとする

 それに対して日本人は少女が好きである。最近は未成年への淫行だとうるさいが、本来の日本人は、15歳が好きだった女子高生ぐらいの年齢が大好きなのである。推奨するわけではないが、なんでも西洋の基準に合わせてしまうのもどうかと思う。

 もちろん女性の権利は大切だと思うし尊重すべきだと思う。しかしそれとは別の問題として、男には男のエロというものがあるのだ。それが女性に少々不愉快だったとしても、そこは大目に見てもらう方が健全なのではないかと思う。

 LGBTにしても、江戸時代は女装も男装も同性愛も、ごく普通の趣味の一環として受け入れていた。明治になって西洋人に外聞が悪いとして規制しただけである。

 日本人には日本人らしいエロがあるのだと筆者は思う。 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« コロナワクチ... 必要睡眠時間... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。