中曽根さんの罪は重い

花うさぎの「世界は腹黒い」
櫻井よしこ「絶望は希望のとば口」 

渡部 自民党自体がまだ村山談話に縛られていますからね。
 先ほど小沢氏の朝貢の話をしましたが、朝貢外交の最たるものは宮澤喜一元首相です。宮澤氏は外務大臣時代に、「近隣諸国条項」によって歴史教科書の最終検閲権をソウルと北京に与えてしまいました。その上、首相になってからは天皇皇后両陛下を差し出し、訪中させています。
 これが朝貢ではなくてなんなんでしょうか。宮澤氏は首相としてはただ一人例外的に勲章を辞退していますが、これもむべなるかな。もらえるはずのない人です。
そしてもう一人、勲章を返還してもらうか、さもなくばち奪(はぎ取ること)すべき人物がいます。それは中曽根さんです。彼は"大勲位"などというあだ名で呼ばれていますが、この人のやったことで現在まで尾を引きずっていることがいくつもある。

 櫻井 私も中曽根さんの罪は重いと思っています。国鉄の民営化をはじめ、国内改革をなしとげた功績は十分に認めますが、日本の国際的地位に関しては非常なる害を及ぼしました。それが、昭和六十年八月十五日の靖国参拝に対する中国からのクレームです。こんなことは今までなかった。しかし中曽根さんはそれに屈して、翌年から参拝をやめてしまいました。
 中曽根さん自身はその理由を、「親日派である胡耀邦が、中国共産党内の批判にさらされて失脚する可能性があったからだ」と一言いました。しかしそれはいいわけに過ぎず、中国の圧カに屈しただけの話です。・・・・・

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