経済“タカ派”福田氏で日本経済はどうなる

森永 卓郎
経済“タカ派”福田氏で日本経済はどうなる

麻生氏は「財政再建原理主義」をとらないと明言している。赤字解消は急ぐべきではあるが、今の日本に必要なのは、持続的な経済成長である。財政は、それ自体が目的ではなく、あくまでも政策実現のための手段だと言うのだ。実にまっとうな意見

バブル崩壊後に日本の経済がダメになったのは、政府が総量規制をして土地の値段を下げすぎたのが原因であるとしている。そして、今の日本の間接金融の仕組みでは、地価が下がると担保割れを起こして、企業は資産を安値で処分せざるを得なくなる。そのようにして、どんどん日本の損失が進んできたというわけだ。至極もっともな意見ではないか。

 驚くのは、その直後の記述である。この部分は、原文のまま引用しよう。

 「そこに竹中平蔵という経済現場の解っていない人の、銀行の不良資産一掃策が追い打ちをかけました。結果、多くの銀行は預かっている担保の土地を安くても売却し、企業は資金繰りがつかなくなり、やはり安い値段でも資産を売却して債務返済に努めました。ゴルフ場をはじめ安い土地を買ったのはハゲタカファンドと揶揄される外資系金融であったことは、ご存じのとおりです」(麻生太郎オフィシャルサイト「嘉麻の里」『資産デフレ不況』より)

 新人クラスの政治家は別として、自民党の大物政治家でこういうことをはっきりと言う人を、わたしは初めて見た。麻生氏は、バブル崩壊後の不況を冷静に見ており、わたしと同じようにデフレが最大の問題点だという認識を持っているのである

小泉さんが 福田支持となったのも よくわかりますね

経済についての 森永さんの 解説は いつも さすがである
官邸、財務、日銀・・・の お偉方にとり まことに めざわりな 存在であろう
彼等が 本音では おそれていることを ずばり かつ わかりやすく 言い切る のですから

氏の 経済以外での 言動(グルメ、もえ、とか  防衛関連での 「みんな 仲良く・・・」みたいな 発言・・・)は 植草氏みたいに 刺客に あわないための 「軽い人間ですから ご容赦を」と いう カモフラージュであろうと 察するが いかがであろう
そうすると 森永さんも 相当のワル となるが それでも 憎めないのは ご両親に感謝すべき?

 

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