自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

キングたるもの。

2013-07-08 | 
Aruking
あるキング (徳間文庫)
伊坂幸太郎



私はとてもすんなり読めました。
面白くてすぐにもう一回読み直したほど。


生まれた瞬間からすでに
野球選手になることを運命づけられていた
ひとりの天才。


その成長の過程過程で関わるものたちの
困惑や嫉妬や哀れみや寛容さが
彼の人生をとんでもないストーリーにしてゆきます。


そして彼はやり遂げる。
「次の番」につなぐために。


その本塁打は、
世の中の陰鬱としたものを突き刺して
宇宙まで飛ばして消し去るのです。
一瞬。


周りの「人」や「人でない人」によって
語られてゆく展開が
『王の孤独』に臨場感を与えています。


Fair is foul, and foul is fair.


ひっっっさしぶりに
『マクベス』読んでみちゃおうかなーって思ったけど…、
シェイクスピアって
なんかメンドーなのよね……


(; ̄∀ ̄)


あ、私もその一人だけど、
野球をよく知らなくても
どっぷり入り込めちゃいますよ~。


(* ゜∀゜)

コメント
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