あるキング (徳間文庫) 伊坂幸太郎 |
私はとてもすんなり読めました。
面白くてすぐにもう一回読み直したほど。
生まれた瞬間からすでに
野球選手になることを運命づけられていた
ひとりの天才。
その成長の過程過程で関わるものたちの
困惑や嫉妬や哀れみや寛容さが
彼の人生をとんでもないストーリーにしてゆきます。
そして彼はやり遂げる。
「次の番」につなぐために。
その本塁打は、
世の中の陰鬱としたものを突き刺して
宇宙まで飛ばして消し去るのです。
一瞬。
周りの「人」や「人でない人」によって
語られてゆく展開が
『王の孤独』に臨場感を与えています。
Fair is foul, and foul is fair.
ひっっっさしぶりに
『マクベス』読んでみちゃおうかなーって思ったけど…、
シェイクスピアって
なんかメンドーなのよね……
(; ̄∀ ̄)
あ、私もその一人だけど、
野球をよく知らなくても
どっぷり入り込めちゃいますよ~。
(* ゜∀゜)