重力ピエロ (新潮文庫) 伊坂 幸太郎 |
このタイトルが浮かんでから書いたのか、書いてからこうつけたのか、
全体をバッチリ象徴したクールな言葉だな~と、
読み終わってまずそこに感動しました。
「楽しそうに生きていれば地球の重力なんてなくなる。」
私はなんたって、この広い心のお父さんが大好き。
入院中推理小説を読んでいるお父さんが、息子に地図や歴史の参考書なんかを買ってこさせるの。
「小説に嘘が書いていないかどうかチェックするんだ。」
すると息子はあきれて、
「小説を読むのはでたらめを楽しむためだ。誤りを指摘してつべこべ言うのは、実は小説が嫌いな人だ。」
って。
これは実際伊坂さんが思っている言葉よね~。
( ̄m ̄〃)
みんなそう。
とにかくそこにあるものを楽しめばいいんです。
本も映画も、音楽も。