この時期に思い出す、
不思議な事が1つある。
この家に越してきたばかりの14年前のちょど今頃。
晴れていたけれどピリッと冷たい空気の夜、
私は近くでバスを降り、
家までの道を歩いていた。
町内にさしかかった時、
ある家の屋根より少し高い所に、
何かが浮いている…というか動いているのを見つけた。
「あれ…なんだろ…?」
最初、
風でゴミ袋か何か大きめのものが舞い上がったのかな~と思った。
でもそんな強い風は吹いていなかった。
夜だしちょっと距離があった私の目には、
オーガンジーのような生地の質感のものが
クシャクシャ~って不器用に丸められたモノに見えた。
それは確かに屋根の上に浮かんでいて、
ゆっくり回っているような横に揺れているような、
とにかく少し動いていた。
「なんだろ~なんだろ~なんだろ~。」
って思いながら目を離せずに歩いていた私。
すると急にそのオーガンジーが上昇を始めた。
私は足を止めて何だかドキドキしながらそれを目で追った。
スーッとまっすぐ、緩やかにどこまでも昇って、
最後には見えなくなった。
私は急に恐くなって、家まで走って帰った。
で、その次の日、町内のお知らせで
「○○さん宅のおじいさんが昨日亡くなりました」
という紙が配られたんだけど、
そのお宅はちょうど
私が謎のオーガンジーを見たお家だったの。
え~っ。なんかコワい!
って思ったけど、
浮いていたアレはもしかしたら私の目の錯覚で、
本当にゴミ袋か何かだったかも知れないし、
それとおじいさんとは全く関係ないかも知れないし…。
たった1つ確信できたことは、
「穏やかな空気だったな…。」ということ。
何だったんだろうな~あれ。
結局、その時は謎のまま終わってしまった~。
っていうか、これからも一生謎だよね。
不思議な事が1つある。
この家に越してきたばかりの14年前のちょど今頃。
晴れていたけれどピリッと冷たい空気の夜、
私は近くでバスを降り、
家までの道を歩いていた。
町内にさしかかった時、
ある家の屋根より少し高い所に、
何かが浮いている…というか動いているのを見つけた。
「あれ…なんだろ…?」
最初、
風でゴミ袋か何か大きめのものが舞い上がったのかな~と思った。
でもそんな強い風は吹いていなかった。
夜だしちょっと距離があった私の目には、
オーガンジーのような生地の質感のものが
クシャクシャ~って不器用に丸められたモノに見えた。
それは確かに屋根の上に浮かんでいて、
ゆっくり回っているような横に揺れているような、
とにかく少し動いていた。
「なんだろ~なんだろ~なんだろ~。」
って思いながら目を離せずに歩いていた私。
すると急にそのオーガンジーが上昇を始めた。
私は足を止めて何だかドキドキしながらそれを目で追った。
スーッとまっすぐ、緩やかにどこまでも昇って、
最後には見えなくなった。
私は急に恐くなって、家まで走って帰った。
で、その次の日、町内のお知らせで
「○○さん宅のおじいさんが昨日亡くなりました」
という紙が配られたんだけど、
そのお宅はちょうど
私が謎のオーガンジーを見たお家だったの。
え~っ。なんかコワい!
って思ったけど、
浮いていたアレはもしかしたら私の目の錯覚で、
本当にゴミ袋か何かだったかも知れないし、
それとおじいさんとは全く関係ないかも知れないし…。
たった1つ確信できたことは、
「穏やかな空気だったな…。」ということ。
何だったんだろうな~あれ。
結局、その時は謎のまま終わってしまった~。
っていうか、これからも一生謎だよね。