modest photo album

- 日常の中で気に入った瞬間を写真に収めています -

達沢不動滝

2019年05月31日 | 旅行
2019年5月23日

今回は福島県猪苗代町にある達沢不動滝です。
午前中から昼頃にかけて五色沼を歩いた後、考えていた幾つかのポイントのうち最もホテルへの帰り道に近いこちらに立ち寄りました。

体力万全でない状態で五色沼を一時間半程歩き、結構疲労していたので歩く距離の最も短いと思われるここを選んだのですが、それでも駐車場に車を停めてから滝までの10分ほどの緩い登坂が私にはとても長く感じられました。
ここは滝の周囲に不動明王が祀られ、かつては修行僧の修業の場だったと聞きますが、現在ではその滝の美しさから撮影&観光ポイントとして知られています。


訪れてみると確かに幅の広い岩からすだれの様に落ちる滝は、美しくも迫力があって見応えがあります。


達沢不動滝のある「達沢不動明王」は、苗代町達沢にある中ノ沢温泉から砂利道を車で15分位走った場所にあります。
駐車場に車を停めると最初に目の前に現れるのはこの古い鳥居。
その後滝までは清流沿いの参道を歩きます。




目的の不動滝につく前にも小さな滝などもあり、沢も綺麗で見どころが多くて楽しめました。


そしてここが不動明王の社。 参拝者と観光客の休憩所を兼ねたような少し変わった造りになっています。


剣が沢山奉納されています。
修行者の煩悩を断ち切る為の物らしいですね。


沢山奉納された剣たちの脇から続く通路の先(すぐ脇ですが)にあるのが達沢不動滝です。
この滝は滝壺の裏側に回る事も出来るそうで滝裏からの撮影も可能。 そして川の水深も浅いので長靴があればもっとダイナミックなアングルの撮影も出来ます。
私は長靴を用意してあったのですが車に忘れてきてしまい、ここまでの疲れもあって車まで長靴を取りに戻るのは諦めました。
滝の周囲にはカエデの木もあって秋の紅葉シーズンも楽しめそうですね。

今回の福島旅行は4日間の予定で沢山の撮影ポイントを廻る予定でしたが、途中からの体調不良で後半の2日間はホテルで静かに休息する事になり、幾分消化不良感がありました。
ここ数年は毎年この時期に福島県を訪れているので、次回(来年?)は体調を整えてリベンジをしますよ。



【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF24-70mm F2.8L USM



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新緑の裏磐梯 五色沼

2019年05月28日 | 旅行
2019年5月23日

福島県の裏磐梯国立公園内にある五色沼です。
ここには48年前の修学旅行で一度訪れており、今回(なんと)半世紀ぶり2度目の再訪となります。

裏磐梯観光協会の情報によると、五色沼は正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖沼の総称。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違う不思議な湖沼群で「神秘の湖沼」と言われるそうです。
5つの沼というわけではなく、様々な色彩を見られることから「五色沼(ごしきぬま)」という名前がつきました。色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などによると言われています。
今回膝と腰を庇いながら、片道一時間半程度の散策路を歩き特に印象に残った沼をご紹介します。


青沼
比較的に小さな沼ですが、透明感のある神秘的な青い水の色が新緑に映えて美しい沼です。


るり沼
周囲の視界が開け、青沼とは違った深い青色が特徴の水を湛えた沼です。
青の濃さではこの沼が一番だった様に思います。


弁天沼

弁天沼
五色沼群の中では2番目に大きな沼で、浮島らしきものもあり変化に富んだ構造の沼で、見る場所により様々な表情を見せてくれます。


みどろ沼


木漏れ日の中を歩く散策路の周囲は大きなシダが生えており。よく整備された道は比較的高低差も無くて歩き易いです。


毘沙門沼
五色沼群のなかでは一番大きな沼です。
水は水深の深さを感じさせる深い青色で、小さな湖といった印象です。
この沼だけは観光用のボートレンタルもあって、ビジターセンターに最も近く比較的手軽に観察できる沼になります。

48年前の五色沼周辺はあまり整備されていない森と藪の中を歩き、時々見える青い沼に驚いた印象が強かったのですが、現在では綺麗に整備された散策路の存在に驚きました。
でも、観光協会のいう「エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルー」の違いというのは難しいですねえ、、、



【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF24-70mm F2.8L USM



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新緑のブナの森

2019年05月23日 | 旅行
2019年5月22日

福島県の温泉に来ています。
野地温泉といって、ホテルの周囲に強烈な硫黄泉の源泉があり、白濁したお湯が特徴の毎年訪れている馴染みの温泉地です。
腰も大分良くなったので、無理をしなければ周辺の散策も出来そうです。




ホテルの周囲にはブナの森が広がっており、マイナスイオンたっぷりの散策路を歩いてみました。
標高は1200m。 ちょうど緑が芽吹き始めた頃で新緑が爽やかです。


こんな小路を昇ります。




まだ葉の量が少ないので、歩きながら見上げると青空が見えます。
天気が良くすごし易い気候で気持ちがよいです。






20分も歩くとブナの森を抜けて辺りが広く開けてきます。
まだ雪が残っていますね。 向こうに鬼面山が見えます


ここではまだヤマザクラが咲いています。
山の上なので天候が厳しい事もあるのでしょう。 樹の背丈が低く枝の張り方が平地で見るこの木とは少し違うようです。
ここから先に進むと本格的なトレッキングになりそうなので、私は無理をしないで坂を下ります。




入山した場所とは違う出口に出ましたが、ここまでゆっくり歩いて1時間位だったように思います。
宿泊ホテルまで車道を10分くらい歩きましたが、山の斜面に温泉が噴出しており温泉の強烈な匂いがしています。
腰の心配もあるので無理は出来ませんが、もうこの程度の散策なら大丈夫そうです。
マイナスイオンたっぷりの森を歩き、久しぶりに少しリフレッシュできました。



【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF35mm F2、EF85mm F1.8 USM



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梅雨入り前の印旛沼公園

2019年05月20日 | 街並みスナップ
2019年5月18日

リハビリを兼ねての「下総まわたし宿百観音」の撮影の帰り、近場の公園(千葉県立印旛沼公園)に立ち寄りました。

ここは以前八重桜をご紹介した公園ですが、鎌倉時代の師戸(もろと)城址に造られた、印旛沼を見下ろす丘の上にある公園です。
この時期ですので勿論桜は完全に葉桜になっており、ここでは花菖蒲は植えられていないので花の最も少ない季節の、訪れる人も少ない静かな公園でした。


いきなり今年初のカタツムリと遭遇。
近づいて来た梅雨の季節に備え、「雨はまだ~?」と言わんばかりに紫陽花の葉に必死に張り付いています。


城跡の公園なのであちこちに土塁跡が見られますが、その斜面を上手く利用してこの様に紫陽花の木が植えられていおり、花が咲くととても綺麗なポイントになります。


そしてよく見ると、まだ小さいですがちゃんと紫陽花の花芽が出来ています。
花の咲く季節が楽しみです。


園内を散策すると、この様な休憩スペースもちゃんとあり、緑の中でゆっくりと休む事が出来ます。


休憩スペース脇の斜面に生えていたのが黄色い花をつける「ブタナ」。
ヨーロッパ原産の爽やかな黄色の花は、群生して風になびくと涼しげで見ている者を和ませてくれます。
このブタナは公園管理者としては芝を枯らせてしまう厄介者らしいのですが、実は食べるととても美味しいそうです。
余談ですが、この様な厄介者の外来植物の中には美味しく食べられるものも多く、有名な「セイタカアワダチソウ」の若い花は天ぷらにすると山菜の「タラの芽」に似た美味しさらしいですね。(私は勇気が無くてまだ食べていませんが)




何という名前の花なのでしょうか? とても小さな花なのですが群生すると控えめな中にも爽やかな存在感を感じます。


展望台からの眺め。 目の前に広がるのは印旛沼。
対岸の鹿島川河口と、この写真では小さくて分からないですが風車も見えています。


公園内の掲示板の張り紙で意外な事実を知りました。
なんとこの公園内でイノシシが出没するらしい、、、
私の家からも車で10分程度の距離にあり、周囲に住宅も多いこの公園でイノシシとは驚きです。
私の住む佐倉市のホームページでも近年市内各所でイノシシが増え、目撃情報が増加していると注意を呼び掛けています。
今年の干支がイノシシでタイミングが良すぎる気もしますが、いつの間にかこの地域が大型野生動物と共存する環境になっていたとは知りませんでした。

【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF50mm F1.4 USM



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下総まわたし宿百観音

2019年05月19日 | 街並みスナップ
2019年5月18日

腰の痛みもかなり和らぎ日常生活に支障が無くなってきたので、リハビリを兼ねて比較的近隣のポイントをカメラと軽量の単焦点レンズだけを持参して散策してきました。

『佐倉市に百観音がある』という話は聞いていたのですが、実際に訪れたのは今回が始めて。
場所は千葉県佐倉市馬渡にある八坂神社裏手の斜面で、地元の保存会の方達が維持をしています。

まわたし宿(馬渡)は江戸時代に江戸から成田山へ向かう成田街道とは別に、現在の千葉市を経由する街道の宿場街として栄えました。
当時、地域の人達には百ヶ所の観音霊場を参拝するという信仰がありましたが、実際には庶民にとって全国の霊場を旅するのは夢の話だったようです。 そこで本物の百観音参拝へ行けない人が、代わりにこちらをお参りして全国の観音霊場への参拝の替わりとしたのが由来となっています。


一番奥の小高い塚には大日如来石像があります。




百観音の内訳は板東三十三観音と秩父三十四観音、西国三十三観音で、確かに凄い数です。
よく見ると痛んだ観音像は修復され、新しい観音像に交換されて維持されているようで、比較的に近年設置されたらしい綺麗な観音像に混じって痛んで観音様の姿が判らなくなってしまっている像まで様々です。








ここが百観音像のある路への入り口です。
この路は八坂神社への裏参道としての機能もあるようで、路の奥は二手に分かれて一方は八坂神社の裏手につながっています。




八坂神社拝殿



【撮影機材】
EOS-6DMK2 EF35mm F2、EF85mm F1.8 USM



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新緑の境港市

2019年05月12日 | 旅行
2019年5月7日

ベッドの上で書いています、、、

長い間更新が出来ずにいましたが、10連休のゴールデンウィークは全て仕事で旅に出ており、やっと帰ってきたと思ったら今度は腰痛で動けなくなって撮影に行けていません。
とはいえ、いつも通り仕事道具の中に旅行用のミラーレスカメラを入れてあったので、鳥取県境港市に立ち寄った際に少しだけ撮影をした写真を今回ご紹介します。


境台場公園の灯台
森の中に灯台があるのではなく、灯台の向こう側は水路になっています。
この灯台は鳥取県と島根県の間にある汽水湖の中海(なかうみ)を日本海とつなぐ、境水道の入り口に位置する公園にあります。
美しい白い木造の灯台ですが、なんでも山陰で最初に造られた灯台で、平成になって再現されたものらしいです。
この公園は桜の名所として知られており、灯台の周囲にある木は殆どがソメイヨシノの木です。
花びらが落ちても桜の新緑は綺麗ですね。


なんという名前の花なんでしょうか、、、
境港市というと亡くなった漫画家の水木しげるさんの故郷ですが、この街には水木さんの作品をテーマにした“水木しげるロード”という観光商店街があります。(別の記事で以前ご紹介しましたが)
この写真は水木しげるロードに隣接してある施設の庭で撮影したものです。(奥に一反木綿が見えていますね)

【撮影機材】
EOS-M5 EF-M22mm F2 STM、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM、



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