みかりんの独り言♪♪

映画のこと、音楽のこと、子供について、だんなについて…、ぶつぶつ。

グラスホッパー

2009年08月07日 | 

ここのところ、ずっと同じ著者の本ばかり読んでいたので、


久しぶりにこの方の物語が読みたくなって購入。


 


’04年


 


彼の作品はホントに久しぶりで、


でも読み続けると、どっぷりとはまってしまい、


抜け出すのが困難(笑)


 


登場人物のキャラもきちんと確立していて、


私の頭の中では勝手に、この人はこの俳優さんのイメージ。


なぁんて決めて読み進めたり。


 


伊坂作品の登場人物には、いつもキュンとしてしまう人がいるんだけど、


今回は槿かな?


 


↓以下ネタばれあり。


 


鈴木という名の男性が妻の復讐をしたくて


「非合法」な商品を売っている会社に潜入し、


仇である社長の息子を殺そうとしているんだけど、


その仇が「押し屋」に、目の前で殺されてしまう。


 


ここから、「押し屋:槿」「自殺屋:鯨」「殺し屋:蝉」という


三人のスナイパー(?)が鈴木と絡んでくる。


 


ちょうど今、元アイドルが覚醒剤所持の容疑者になっていたり、


なんとかっていう俳優がエクスタシーっていう薬の陽性反応が出たとかいって


逮捕されていたり。


この作品の中に出てくる「非合法」な商品っていうのが、


私には今一つ、現実味を帯びないんだけど、


使用している?人ってたくさんいるんだろうね…。


 


復讐のために、元教師の鈴木は、何も知らない若者に


その「非合法」な商品を売り付け、廃人になったような子を


見かけるも、自分のせいではないと自分自身に言い聞かせ。


 


まぁ仇を討つ機会を目論んではいるんですけどね。


 


結局、彼は最後まで、悪人・非常識にはなりきれなくて。


「生きているように生きていこう」って思うわけです。


 


また「劇団」という集団も出てくるんだけど、


これに所属している子供。


これは、う~むと思ってしまった。


 


人との出会いって、私にとっても嬉しいんだけど、


こんな形で出会ってなければ…って、鈴木も思ったんだろうなぁ。


 


あぁなんだかレビューに、ならない!


しかもマトメられない!


 


とにかく、面白かったのである(笑)


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2 コメント

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Unknown (藍色)
2009-08-10 03:47:55
TBありがとうございます。
テンポ良く軽快な展開でしたね。
最後まで飽きずにドキドキしました。
はまりそうとのことで、たぶん外れないと思いますけど、
「チルドレン」がおすすめです。記事あります。
よかったら読まれてみてくださいね。
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藍色さんへ (mika-rin)
2009-08-16 08:58:44
こんにちわw
返コメ、遅くなり申し訳ありませんでした。

今度はぜひ「チルドレン」読んでみようと思います。お勧め、ありがとうございます!
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