十方恒沙の諸仏は
極難信ののりをとき
五濁悪世のためにとて
証誠護念せしめたり(浄土和讃)
(現代語訳)
十方世界にガンジス河の砂のように数多くおられる諸仏方は、自力の心が少しでも雑わっておれば極めて信じ難いという他力念仏の教えを説かれ、濁世の衆生のためにその教えの間違いのないことを証明して念仏者の信心が相続していくように護ってくださいます。
阿弥陀経には、東西南北上下の六方の諸仏方が、口を揃えて、
「南無阿弥陀仏に間違いはないぞ」
とお勧めしておられると説かれています。
それについて親鸞聖人が明らかにされたのが冒頭の和讃です。
情けないことに、南無阿弥陀仏のこころを聞かせて頂く前に、先に聞かせて頂いたお同行に嫉妬してました。
「私は阿弥陀さまのご本願から漏れているのではなかろうか?」
「なぜ私はあの人たちのように喜べないのか?」
そんな中、お同行の方々より、
「そのまま助けるご本願だよ」
と何度も押し出して頂きました。
やがて、大悲やるせない阿弥陀さまの六字の呼び声が聞こえた時、阿弥陀経の六方段を思い出さずにいられませんでしたし、諸仏方が、お同行の皆さんに姿を変えて、
「南無阿弥陀仏に間違いはないぞ」
と勧めておられるのだと味わずにはいられませんでした。
機を見れば傲慢不遜で人の上に立って威張りくさっている浅ましい我が身ではありますが、共に阿弥陀さまのご本願を喜ぶお同行を、私に阿弥陀さまのご本願を聞かせて下さった諸仏方の化身と味わい、お念仏申していく中に、お同行との人間関係をスムーズにするヒントがあるのでしょうね。
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
極難信ののりをとき
五濁悪世のためにとて
証誠護念せしめたり(浄土和讃)
(現代語訳)
十方世界にガンジス河の砂のように数多くおられる諸仏方は、自力の心が少しでも雑わっておれば極めて信じ難いという他力念仏の教えを説かれ、濁世の衆生のためにその教えの間違いのないことを証明して念仏者の信心が相続していくように護ってくださいます。
阿弥陀経には、東西南北上下の六方の諸仏方が、口を揃えて、
「南無阿弥陀仏に間違いはないぞ」
とお勧めしておられると説かれています。
それについて親鸞聖人が明らかにされたのが冒頭の和讃です。
情けないことに、南無阿弥陀仏のこころを聞かせて頂く前に、先に聞かせて頂いたお同行に嫉妬してました。
「私は阿弥陀さまのご本願から漏れているのではなかろうか?」
「なぜ私はあの人たちのように喜べないのか?」
そんな中、お同行の方々より、
「そのまま助けるご本願だよ」
と何度も押し出して頂きました。
やがて、大悲やるせない阿弥陀さまの六字の呼び声が聞こえた時、阿弥陀経の六方段を思い出さずにいられませんでしたし、諸仏方が、お同行の皆さんに姿を変えて、
「南無阿弥陀仏に間違いはないぞ」
と勧めておられるのだと味わずにはいられませんでした。
機を見れば傲慢不遜で人の上に立って威張りくさっている浅ましい我が身ではありますが、共に阿弥陀さまのご本願を喜ぶお同行を、私に阿弥陀さまのご本願を聞かせて下さった諸仏方の化身と味わい、お念仏申していく中に、お同行との人間関係をスムーズにするヒントがあるのでしょうね。
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏