先日、友達に誘われてLilleへ行ってきまし。フランス北部の街で、ベルギーとの国境にも近いので、ビールやビールを使った料理、フライドポテトといった名物があります。パリから高速列車で1時間くらいです。
先日もお話しした通り、大学では周りはみんな自分の子供くらいの年齢の子たちで、はじめは先生と間違われたり笑、明らかに外国人なのであまり関わってもらえなかったのですが、最近はみんな慣れてくれたようで、特に年齢差など気にせず話しかけてくれるようになりました笑
写真はLilleのLa Vieille Bourse です。古本市をやっていました。
そして彼らは気さくに自宅に呼んでくれるのですが、急にこんなおばさんが来てご両親びっくりしないかしら、といつも勝手にどきどきしています笑
が、友人たちはお構いなしに笑い飛ばしてきます。年齢とかは関係ないそうです。
こちらは牛肉をビールで煮込んだ料理、カルボナードフラマンド。濃厚でした。ビールにあいます。
そしてパリでも人気のゴーフル屋さんMéertの本店があり、併設のサロンでデザートが頂けます!激甘ですが、おいしかったです。
夏休み前に、didactique des langues (教授学)のグループワークで、日本語にない冠詞(le,la,les un,une,des など)を日本語話者のフランス語学習者にどう説明するか、というテーマで発表をしました。
フランス語を学ぶのに一番最初に習うこの冠詞ですが、学習が進むにつれどんどん難しくなっていくのです。逆に、フランス語が第一言語の人はこの冠詞を間違えることは滅多にないので、どんなにフランス語が上手でも、冠詞を間違えた瞬間、その人は外国人のフランス語学習者ということがわかります。
日仏の論文をいくつか読んで、グループで話し合った結果、日本語は聞き手が話し手の意図や状況、背景を汲み取り理解する言語なのに対して、フランス語は話し手が細かく情報を聞き手に伝える言語である、という結論になりました。そこで冠詞の出番です。冠詞があることで、その名詞はひとつなのか複数なのかだけでなく、すでに会話に登場しているのか、などの情報を聞き手に提供することができます。
とはいえ、日本語には存在しない概念なので、習得は難しいです。その上、フランス語には名詞に性別があったり、動詞がありえないくらい多様に活用したりと、覚えることがたくさんあり、冠詞は後回しにされがちだったりもします。わたしも今だに一番迷うのはこの冠詞です笑。やはり、基礎は大事です。
たくさん話し合いましたが、魔法のような簡単な方法はみつかりませんでした。もし秘訣を知っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください!
リコです
頑張ってるね
私の家の前の女性は60歳から、ケアマネをしながら、奈良女子大の大学院に入り、貴女の様に若い人達に囲まれ、大変な勉強と努力を重ね、のべ4年かかり9月に卒業します
貴女も言語学は大変ですが、話すことが人間の基本ですから、やりがいがありますね。
私は今でも、le、la、lesを習ったときの感動を覚えています
むしろ何度もコメントしてください!嬉しいです😊わたしの方こそ、ここ数日なんどもコメントさせて頂きすみません😅
古本市すてきでした!日本の本も、井上靖さんとか、小川糸さんとかありました。あとはプルーストやバルザック、哲学や宗教の専門書など、本好きにはたまらない場所でした!ビールはたくさん種類があって、ワインのように料理ごとにおすすめマリアージュが載っていました。ぜひヨーロッパに来られる際にはお立ち寄りの候補に😊
冠詞は今いちばんの悩みどこですが、カンシンして頂き、ありがとうございます笑
コメント頂きありがとうございます!60歳から大学院とは、本当に頭が下がります。大変な努力をされたことと思います。ご卒業おめでとうございます、お話に力を頂きました、と、もしお会いすることがありましたらお伝えください。
リコさまに話すことが人間の基本と言われてはっとしました😊わたしも、日本語やフランス語が面白い、楽しいと思ってもらえるようがんばります!