misty green and blue

Life is like an onion...

意志

2017-04-08 | one ok rock / my first story
               


初めて耳にした時は、正直それほど印象に残らなかった
2度、3度と回を重ねるうちに、ぐんぐんと引き込まれていく私がいた

タイトルが示すが如く、これはAntitheseだ
バンドに対する世間の既成概念を払拭すべく、彼らが突付けた新作には、マイファスの強い“意志”を感じた

エモ、スラッシュ、バラード、メロパワ、ラップ、ラウド、オルタナ ― Hiroが理想とする“様々なジャンルが混在する、フルコース・アルバム”となっている

捨て曲なしの14曲
哀愁系エモ ALONEに魅せられたことが購入の動機(4日)となった
勿論、この曲が一番のお気に入りであることに変わりはないが、Nothing In The Story、悪戯フィクション、“Boom”、Last Callなど他にも耳に残る楽曲が少なくないことは嬉しい発見であった

“メロディが一番大事”と考えているHiro、激しく力強い曲調ながらも哀愁漂う叙情性を内包するメロディアスハード系ロックが、マイファスの真髄だと思う


ただ、どうしても比較してしまう
衝撃を受けた『Nicheシンドローム』との類似―

・Hiroが22歳、4人体制になって初のリリース・アルバム(4thアルバム)
・1曲目がインスト
・バラエティに富んだ収録曲
・両親に向けた決心の曲(Home)

果たして対象となるワンオクのアルバムは―

・Takaが22歳、4人体制になって初のリリース・アルバム(4thアルバム)
・1曲目がインスト
・バラエティに富んだ収録曲
・両親に向けた感謝の曲(Nobody's Home)

HiroがTakaを意識して作ったアルバムであることは、明らかである


タイトルが示すAntitheseはドイツ語
敢えてドイツ語を選んだのは、ワンオクにドイツ語名の曲(リングワンデルング/Ringwanderung)があることと無関係ではない気がする

Hiroの隠された本当の思い―
敢えてワンオクを彷彿させるような曲構成に挑むことで、却って“ONE OK ROCKと僕らMy First Storyは、似て非なる存在”であることを誇示したいがための、アルバム・タイトル名であったと思えてならない

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否、この際Hiroの真意はどうでもいい
ワンオクが失いつつある抒情性をマイファスで味わえる ― この新しい出会いに感謝したい


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