“グラフィックが好き”
そう語る彼女との会話は楽しく、時間を忘れる程だった
出会いは昨年の6月下旬、久しぶりに訪れたお気に入り店舗でのことだ
彼女はその店の新顔スタッフだった
彼女のお勧めーアニマルやスカル、銅像などの刺繍が施されたアップリケがモチーフの類稀なるそのスカーフを目にした瞬間、彼女と感性の類似を確信、ただただ嬉しかった
それから約1年半ぶりの再会 ー
彼女は私を覚えていてくれた
彼女のお勧めは、奇しくも前回同様類稀なるスカーフ ー 赤・白・青を用いてシンボルやスカルなどのグラフィックアートがモチーフのそれだった
やはり、彼女はグラフィック好きだった
どこか陰のある、けれども仄かな希望をも抱かせる図柄 ー
それは、彼女が目指すグラフィックの指標でもあった
暁闇 ー
夜明け前の仄暗い闇は、どこか不安で心が落ち着かない
日が昇る明け方は、安堵感に包まれ心が安らぐ
コロナ禍にあって先行きの見えぬ未来は不安でいっぱいだ
けれども、必ず道はある
困難を乗り越え、やがて未来を切り開くことが出来るーと
“a quarter to six
午前5時45分は暁闇
午前6時は夜明け
人生は暁闇、けれども明けない夜はない”
そう語る彼女の眼は、きらきらと輝いていた
明年1月、彼女は二刀流を志すー
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