原色

何十年ぶりだろう
ふと思い立って献血ルームに赴いた

たまたま目に留まった献血の呼び込み？に何故か心が動いた

正直、注射針は苦手である
恐くてまともに見ることができず、予防接種の時などいつも視線を外している

初めての献血は、20代前半だったと思う
その気になった理由は、無償でお菓子と飲み物を心行くまま摂取できることが単純に嬉しかったからである

ゆったりと寛げる休憩室は、喫茶店と比べても引けを取らない
むしろ喫茶店代わりに利用したいほど、居心地がいい

以前、事前のヘモグロビン濃度の測定で献血が叶わなかったことに起因して、いつの間にか疎遠になっていたが、今後は定期的に献血したいと思う



私のイメージは原色なのだそうだ
担当のネイリストに言われた

混り気のない、純度の高い色
赤・青・黄の3色

そういえば、前回施されたネイルの色は黄色だった
初めての黄色に少し戸惑いを感じつつも、ほんのりとクリームがかったその色はけっして派手ではなく、むしろ上品な趣の色合いに好感がもてた

今年に入ってから赤を施すことの多かったネイルだが、今回私が試みたのはやや緑がかった深みのある碧

ちょっとした冒険
だけど、気品を併せ持つクールな仕上がりに満足している



アルバムを購入してからほぼ日課のように聴いているMy First Storyの『ANTITHESE』
とりわけ前半の7曲はそれぞれの個性が際立ち、好ましい

哀切と寂寥の中に垣間見える誠実さ―


今年の私のテーマカラーは赤だった
でも、今の私の気分は青だ

これが私の、ANTITHESE

悪戯フィクション / My First Story × Osu!