愛情感じる蒸しパン

おかゆとベースト状の食事だが、何でもよく食べていたＫちゃんなのに、ある時ちょっと食べたものを戻してから、食事拒否をするようになった。
何とか食べてもらおうとスタッフ達は口当たりの良いプリンやシュークリームなどを買って来て与えたり、スプーンが嫌なのかも知れないと指で口に入れてやったりと涙ぐましい努力をしてくれている。
言葉のないＫちゃんなので、どうしてほしいのか判断できないようだが、口にものを入れられることに恐怖感があるように思う。
看護師軍団もついに点滴で必要な栄養補給に踏みきり、毎日足から点滴している状態だ。
今朝もＫちゃんはパンがゆもプリンもイヤイヤガックンで、誰がトライしてもダメ。
夜勤明けのスタッフがこれでもかとばかりに、自分が食べるのに持って来た蒸しパンを出して来た。
でも残念ながらＫちゃんには迷惑なものでしかないようだ。
私が「おいしそうやのにね」と言ったからか、Ｋちゃんに食べてもらえなかった蒸しパンは、ほとんど私の口に回って来た。（笑）
何かやってくれた後、よく冗談で「はい、５千円いただきます」とか言って手を出すスタッフさんなんだけど、今日はそのちょうだいの手も出なかったなぁ。