阿弥陀堂だより

昨日、NHKのBS２で
映画「阿弥陀堂だより」をやっていました。

ご覧になったことがある方はご存知だと
思いますが、この映画は、奥信濃の美しい
四季を背景に、忙しい都会の生活で心身ともに
疲れてしまったある夫婦が、地元の人達や、
周りの自然に、次第に癒されていく・・・
といったお話です。

爆発的な大ヒットはしませんでしたが、
心に染み入る佳作として、静かなブームを
呼びました。

野沢温泉のすぐ隣の飯山市で、約１年に
わたる長期ロケを行い、地元の子供達から
お年寄りまで、のべ６００人くらいの
エキストラ出演をしたりして、かなり
ローカル色豊かな、趣のある作品です。

個人的には、主役を演じた寺尾聰さんが
大好きで、約１年も近くにいたんだと
思うだけで、ウルウルします。

この「阿弥陀堂」のセットはロケが終わった
今もその場所に残されていて、自由に
見学が出来るようになっています。
（無料です）

その阿弥陀堂から眺める棚田は、それは
それは美しく、夏の緑色から秋の茶色に
変わるまで、まるで絵画をみているかの
ように心を奪われます。

最近、この風景を写真に撮ったり、
絵を描きにみえるお客様が増えていて、

春の菜の花、夏、秋の田園風景、そして
冬の何もかもが真っ白の銀世界。

季節ごとに、滞在されて、思う存分
景色を堪能されていかれます。

東京からこちらに来た当時は、その
のんびりさ加減に、不必要にイライラ
したものですが、年齢を重ねてきた
せいもあるのでしょうか？
その、のどかさが安心するように
なりました。

なんて、いろいろ書きましたが、要は、
「阿弥陀堂」見に来てね！
ということです。

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