ab Cuore 

帰国した時ノンポリだった私が見たのは≒無政府状態の日本。
ショック、怒り、希望をこのブログに書きました。

6/23 中村浩子 And then 第45話

2024-06-29 11:00:29 | あほ



6/23 中村浩子 And then 第45話


雄二が少しよくなって浩子の両親と再度暮らし初めた。


両親は娘がどう殺害されたか知るのを望まなかった。

親なら娘の最後を知るべき?

でも両親はともにまだそんな段階ではなかった。


浩子の両親は雄二が益田と会うことは知っていた。

止めたほうがよかった?

両親は目でお互いの意見を聞いた。


雄二の様態から想像がついた残虐な殺害され方。


一方益田の犯罪能力が問題になった。

内田は益田の変態性は認めたものの殺害能力はあると判断した。


益田の弁護士はどこまで益田を弁護できるか事件が事件で自信はなかった。

しかし、益田の代弁者として益田につくべきと考えた。



益田は起訴された。

裁判は意外にも順調に進んだ。

益田は日本の総国民に憎まれた。

それは単に女性を殺害したからではなく生きながら解剖されたことにあった。

特に女性に憎まれた。

刑務所宛てにカミソリの刃、毒物、殺すなどの手紙などが送られて来た。


益田は裁判が終わるごとに、刑務所に厳重に警備されて輸送された。


それは最後の裁判で、判決は数か月後の9月15日に決まった。


輸送車は毎回ルートを変えた。


その日、裁判の後輸送車は裁判所を出るとこれまでとまったく異なるルートを通っていた。


益田は車の中で目を閉じ、間違いなく死刑を覚悟していた。


益田は医者としてのキャリアを刑務所で考えた。

時々、後悔が走った。

なんでと自問もした。


車が止まった。

人声がした。

それから扉が開いて、降りろと言われた。

益田が降りると同時に頭から黒い袋がかけられた。

そして、別な車に乗せられた。


人声はしていたけど、益田には聞えなかった。


そして2時間くらい走っただろうか?

車が止まり、益田は車から降ろされどこかの建物に入っていた。


益田は黒い袋を外された。

益田は臭いとライトでそこが手術室とすぐ思った。


数人の白衣の人がいた。

顔はマスクやメガネで判断できなかった。

しかし、益田は男だと思った。


益田は衣服を脱がされると、台に寝かされ体を固定された。


それから部屋のどこからか声がした。

それは浩子の声だった。



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