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SONY α6400 レビュー③ 動画撮影編 SEL18135レンズ

2024年01月08日 | α6400

α6400の動画撮影について3年程使用しているユーザーが
どこよりも遅いレビューをお届けします。

筆者の利用環境としては、家族撮りなどの日常利用から
業務用途では、資料映像的な実景撮影に使用したり
音楽系・発表会などホール物の収録時に舞台全景を
4Kで撮影したりメーキング的な撮影にも使用しています。

α6400辺りから撮影時間30分制限も無くなったのも本機を
導入したポイントでもあります

■ミラーレスカメラの利点と4K画質

NX5Rなど普通のビデオカメラとは当然ですが
画質と質感が違います。フルセンサー機でなくても
逆に程良いボケ感です。ぼかしが必要なら単焦点で
お楽しみいただけるかと思います。

E 18-135mm F3.5-5.6 OSS(以下 SEL18135)レンズで
筆者は運用していますが、本レンズは動画にも
とても使いやすいです。

ポイントとして手ぶれ補正搭載と寄れるレンズです。
クリエイティブ系やビデオグラファーとか言われるお方は
まあ交換して使うのでしょうが(笑)

通常撮影ではSEL18135で高画質・軽くて手軽に撮れるので
十分です。業務ユーザー(ENGやZ5J系ユーザー)から
すれば重さも程良くて手振れ補正も十分効いています。
これで安定できない方は素直に高級iPhoneか
ハンディカムにした方が良いかと(笑)

4K画質は当然ですがとても綺麗です
4K収録時の記録方式ですが、XAVC S 4Kの30p 60Mをメインに収録しています。
100Mbpsもありますが、データ量と編集を考えると60Mで十分です。
最新機α6700のように60pも欲しいところですが、データ量をを考えると
100Mまでは不要です。(クリエイティブ系は別)

HD収録時は画質にこだわるならXAVC S HDで拘りなければAVCHDも
手軽なので使用しています。60p 28Mが無いのは謎です。

SEL18135のレンズ自体もキレが良くて解像度も良いため、
4K収録にはとても最適だったりします。

はじめてテスト的に吹奏楽定期演奏会を4K収録した時の感動は忘れません。
1カメロングも精細で見れてしまいます。メインのNX5Rや他のカメラを見ると
あまりの差に驚きました(笑)

α6400とHXR-NX5Rの比較テスト映像です。
似たような構図で撮影しています。比較しやすいようにワンカット長めにしてます。
随分と昔に作ってましたが、良かったらご覧ください。



■操作性・音質

専用のRECボタンがサイドにMOVIEボタンとしてありますが
押しにくいので使用せず、シャッターボタンでRECします。
このボタンもカスタムボタンに設定できたら良かったです。

SONY機だけあってビデオ業務機のようにセーフティゾーン表示(90%)も
可能で水平が取りやすいです。タイムコードも業務機と同等に対応しています。

AFに関してもわりとハンディカムの感覚で案外反応は良いです。
NX100よりやや落ちる感じです。
瞳フォーカスが動画時は非対応らしく緑枠の表示はされませんが
実際は効いてそうな感じです。

AE露出補正は、リングでは無くてダイヤルなのでそこはビデオカメラのような
滑らかにはなりませんが、そこまで変な感じにはならないです。
ピーキングも機能も対応しているため、MF時やピン置きには助かります。

音声面に関しては音声レベルも表示されますが、出力ないので
モニターできないですし やや表示が大きすぎるのは残念なところです。

内蔵ステレオマイクは、SONYらしく音質は綺麗です。ただハンディカムと同じで
コンプかかってますが、オーケストラ(ホール収録)などでも基本オートで割れません。
可笑しな収録にはならないので、ある意味バックアップやオーディエンスマイクに
収録位置と環境が、よければ使えるレベルです。

人の声もオンからオフマイクでも奇麗に収録されています。
屋外の風ありは流石に風貌は無いため、風音を拾い残念仕様です。
音声が大事ならウィンドスクリーンありのMiシューマイクで対応しましょう。

外部マイク接続時はモニターしたいのでイヤホンジャックが欲しかったですが、
ただこのカメラのみで大事な音声を収録はそんなにないので十分かもしれません。


 ↑ ECM-XYST1M マイクを装備

■ホールでの4K収録・EDIUS編集での4K活用・注意点

筆者の業務では演奏会やコンサートなどのホール物があります。
α6400導入以降はマルチカム撮影時に最大8カメ収録など対応しますが
その中の1台にα6400を使用しています。

やはり目的は4K収録からの切り出し利用です。筆者のような田舎の制作会社では
人員も居ないし低予算ホール物が殆どだったりします。これまでは諦めるような
シーンでもカメラマン1人・2人分はカバーしてくれたりします

ステージ全景またはそれよりややUPを、センターから固定撮影しておくと
EDIUSのレイアウター機能で、編集時にUP・ズーム・パーンとできたりします。
特に便利なのが、吹奏楽・オーケストラ収録には30pでも(他のカメラは60p収録)
そこまで違和感は無く混在させて使用できます。

ホワイトバランスはプリセットでISOは固定で100~500程度大丈夫です。
程よい所をリハなどで探しましょう。
ステージ上は演劇系や一部演出を除くと明るいです。AEを-で大体対応可です。
(スポット時は諦めましょう) 通常の日常撮りはISO AUTOで十分です。



ダンスにも採用しましたが、クレームなしでカメラ多くて逆に喜ばれました(笑)
(マニアの方や本当のProの方は気になるのでしょうが…)

演奏会物の収録は慣れていても、2人で撮影時はどうしても撮り切れていないケースも
ありますしワンフレーズ目が、間に合わない。と言ったケースなどが、あるかと思います

勿論、譜面読みやシステムカメラで対応する高予算専門の方は(笑)でしょうが…
田舎にはそんな案件は基本ありません。
一般の視聴者は高画質よりも様々なカット・バリエーションがあったVを
喜ばれるのが、実態です

美術展示会系のTVCM制作でも運用しましたが、作品をややルーズに収録しておくと
滑らかズームや編集時にテロップ配置を手軽に微調整できたりととても便利でした。
勿論、4Kの精細な記録がとても生かされます。

ホール物は基本的に暗転があるので、MFでピン固定となりますが、SEL18135レンズは
物理ボタンとしてレンズにAF・MFの切り替えスイッチがあるため、ピンが舞台上に
置きピン固定できて、電源OFF時も維持されることが重要です。

実は、筆者も最近まで気にしていませんでしたが、パワーズーム系レンズや
物理ボタン(AF・MF)が無いレンズ(カメラ本体で切り替え)では電源OFFで
次に電源ON時はAFに戻るようです。(SELP18105Gも維持できないようです。)
レンズによっては、ズーム位置が最広角に戻ったりする場合もあるようです。
リハでピン取ってOFFにし本番前ONでRECと言った流れで困ってしまいます
業務用ビデオカメラの感覚で当たり前に本体側が制御できるものと思ってました。
SEL18135レンズはそう言った意味で完璧です。

ミラーレス機で長時間収録は、放熱対策でリハ後や途中の休憩時(1部終了時など)は
電源OFFが重要です。パネル裏のボディー側が大分温まりますので
放熱対策として液晶を少し引き出して置くことも大事です。
(一度だけTEST的な収録で液晶上げ忘れて1時間15分くらいで落ちました)

「自動電源OFF温度」という設定を「高」にするのもお忘れなくです。
AC(USB-micro)運用でホール物は大体休憩時に電源OFFにして運用すると
これまで事故は無いです。ただバックアップも兼ねてNX100などで
安全上は通常のロングを押さえてます。



止まるレベルになると上記写真のような警告アイコン(黄色)が
上部に表示されます。液晶開き大切ですね

■まとめ

動画撮影に関してはやっぱりSONYと感じる操作性だったりします。
まあ近場でこども撮りだったりするとこれで十分撮れます。

ただ昨今は不人気なハンディカムもやはりビデオ撮影では寄れるし
構えやすさ・空間光学手ぶれ補正・安定性・バッテリーの持ちでは
有利かと思います。(学校系 発表会や運動会など 距離あり撮影)

ミラーレス撮影は誰でも手軽かと言ったら
そこは違うのかなと思います。多少なり知識と慣れが必要です。

動画撮影メインなら同等に撮影できるVLOGCAM ZV-E10も良いかもです。
ご予算のある方はα6700かなと思います。

お写真・お動画共にNP-FW50バッテリーの持ちの悪さは
個数でカバーです(笑)こればかりはどうにもなりませんね…


結果的に現在も現行品(出稿時)でα6400にして良かったなと思います。
お写真も綺麗に撮れてー 4K収録も扱いやすく
高画質でお気に入りのカメラです

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