北米映画館事情1

10月に入ったので、街はハロウィンに浮かれ始めました。
楽しみなのは、Horrathon (ホラソン)!
ホラーマラソン…つまり、ホラー映画の連続上映です。

北米の映画館では、大手シネコン含め、お祭りをよく行いますが、
ローカル劇場は殊更に特徴的です。

例えば、今だにフィルム上映が可能な古い劇場(これが意外なほど多く稼働しています)などは、
地元のムービーラバーズに支えられています。

この種の劇場での上映作品は幅広く、
ドキュメンタリーからインディーズ、クラシックまで
採算のバランスに関係無く、'いい作品'を流します。

これが可能なのは、これらの映画館の運営を守る為に
観客が寄付をしたり、劇場での飲食を心がけているからなのです。

映画が文化として根付いていることを、つくづく実感します。

これらの劇場は、大手より安いです。
"Dollar Theater"(ダラーシアター)と呼ばれ、
劇場によって$1(100円) ~ $9(900円) 位で、更に
マティニという時間帯の設定があり、通常16:00~18:00前に入ると割引です。

で、ホラソンですが、アメリカ中の老舗映画館がこぞって
これでどうだ？！という企画で盛り上げています。

例えば12日には、$35(3,500円)で12時間の連続上映会を皮切りに、
10月一杯連日のホラー映画上映が続きます。

これが、あちらこちらで始まるので、選ぶだけでも楽しめます。

前週末は、22:30開始の"シャイニング"へ行って来ました。

劇場の様子です。周りは真っ暗な中にわずかな明かり。既に緊張が。。

でも中はハロウィンの飾りで楽しげ。

トイレはチョットいい感じの入り口。

ウーン、盛り上がる。
劇場は穴の中の様な作りでした。

入ると、なかなかの趣が。




映画終了時間は、深夜1時過ぎでした。
この奥にあるアイスクリームのお店が人気で、皆さん帰る前にお買い求めされていました。