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「君不去」ヤマトタケル伝説~木更津編

2014年03月29日 | その他国内旅行記
3月29日(土)
今日は夜勤明けで一睡もせずに前から計画を立てていた日帰り史跡ハントに行って来ました。
夜勤が終わって家に着いたのが6時ごろ…バイクのバッテリーを充電して8時半ごろ家を出て向かったのは「久里浜港」です。

家からバイクで20分で着いたよ…車は「久里浜港」に置いておくと駐車料金が掛かるんだけど、バイクはタダで停められるんだよ。
フェリーの出航時間は9:20なんで30分くらい余裕があったね…まぁ余裕が無いよか全然いいよ。
往復券(¥1,280:通常片道¥700)を買って、乗船が始まったらすぐ乗り込みました。
今回の目的地は「木更津」だよ…以前から「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の史跡ハントをしてたとき、「木更津にもいつか行きたい」って言ってたでしょ。
それを今日実行したのは単なる“勢い”かな…久々に大きな史跡ハントを実行(3月21日~24日)し、トラベラーズ・ハイ?になっていたのかもね。
風邪もほぼ治ってきたし、足の裏の水ぶくれも完治したし、何より暖かくなってきたしね…日帰りだと土曜に行くのがベストと考えると、翌週も翌々週も別の用事が入るかも知れなかったからさ。

ここにフェリーが入港して来ます。
9:20定刻通り出港したけど…今日は風が強く、少し揺れてたなぁ、帰りも「欠航する可能性もあるから気をつけてください」ってマジかよ。

約40分…10:00ごろ「金谷港」に着きました。
それからJR内房線の「浜金谷駅」に行かなきゃいけないんだけど…駅ってどっちよ。
最初、逆方向に歩いちゃってさ…地元民に聞いて引き返したわ、だって標識無いんだもん。
まぁ1時間に1本のフェリーと同じく、ほぼ1時間に1本の内房線だからね…接続はそんな上手くいかないから時間の余裕はタップリ(約30分)あったけどさ。

駅に向かう途中にあった喫茶店?です。

10:15ごろ「浜金谷駅」に着きました…って、ショボいなぁ。

10:36に来た千葉行きに乗り、11:14「木更津」に着きました。

西口から出て「富士見通り」を少し歩くと…

「光明寺」があります。

これは「七面堂」です。

これは「本堂」です。

墓地に「与三郎の墓」があります。
歌舞伎で人気の狂言「与話情浮名横櫛」は木更津が舞台の与三郎、お富の恋物語ですが、その“切られ与三郎”のモデルとなった人物の墓なんだって。

それから近くの自転車屋にレンタサイクルを借りに行きました。
フツーのママチャリで1日¥500なんだけど…事前調査では駅近で他にレンタサイクル無かったからさ。
オジイちゃんがやってて、保証金¥5,000払わなきゃいけない(自転車返却時に保証金は返してもらえる)んだけど…¥3,000しか持ってなくて、それで貸してもらったよ。

足をゲットし、次は近くの「八剱八幡神社」に行きました。

第12代「景行天皇」の40年、「日本武尊」御東征の折り、相模国より此の地に渡らんとするとき、浦賀沖で暴風雨に遭遇し…船が転覆寸前になりました。
そのとき妻の「弟橘媛(オトタチバナヒメ)」が海の神の怒りを静めようとして、夫の身代わりとなって入水しました。
そのことにより、「日本武尊」は無事に此の地に着きましたが、「弟橘媛」の死を悼んでしばらくご滞留になり、此の地を去ることをしなかったので、「君不去(きみさらず)」と呼ぶようになり、なまって現在の「木更津」になったと伝えられています。

これは「本殿」です。

これは「源頼朝お手植えの蘇鉄」です。
鎌倉幕府を創始した「源頼朝」は保元、平治の乱で大敗した源氏再興のため、治承4年(1180年)8月安房国平北郡猟島に渡り、房総で兵を募りました。
時の豪族「千葉常胤」「上総介広常」等の協力を仰ぎ、次々と関東の諸豪族を配下に収め平氏討伐の根拠地としました。
頼朝はここ「木更津」を通過の折り、ここに戦勝祈願に訪れ、その後神領を奉納したと伝えられています。
数枚写真を撮って鳥居脇に置いていた自転車に戻ったら…クリアファイルに入れていた地図(プリントアウトした3枚)が無いじゃん。
こんなの盗むヤツいないと思ってカゴに置きっ放しで境内に行ってたんだけど…強風で飛ばされたみたい。
もう跡形も無かったよ…1枚くらい近くに落ちてるかと思ったのにクリアファイルだけしか落ちてなかったもん。
地図を失ったんじゃ行動ができないよ…まだ「木更津駅」からそんな離れていないんで駅前の「観光案内所」に行って地図をゲットしたんだけど、木更津発の内房線の時刻が分からないってどういうことよ。
駅は目の前だけど、木更津に着いてから2時間半は使えたはずなんで…13:45ごろまで大丈夫だろうと史跡ハントを再開しました。

ここは「證誠寺」です。

寺に伝わる伝説「狸囃子」は日本三大狸伝説の1つとして数えられ、この伝説を元に童謡「証城寺の狸囃子」が作詞作曲されたのです。

これは「本堂」です。

これは「童謡記念碑」です。

これは「狸塚」です。

「分福茶釜」(群馬県館林市)や「八百八狸物語」(愛媛県松山市)と並び、日本三大狸伝説の1つとされていますが、内容は「秋の夜に和尚と何十匹もの狸が寺の庭で囃子合戦をした挙句、夜が明けたら腹鼓で調子を取っていた大狸が腹を破いて死んでいた」という面白くも悲しい物語です。
この「狸塚」は、この物語の結末で腹を破って死んでしまった大狸の供養のために作られたのです。


次は「吾妻神社」に行きました。

「弟橘媛」が海に身を投じることで嵐を鎮めた数日後、海岸に御袖が流れ着いたので、これを納める社を建立したのが創祀と伝えられています。
近くにも「袖ヶ浦市」という地名があり、車のナンバーも「袖ヶ浦」だよね。
また「吾妻」という地名は「日本武尊」が「弟橘媛」を偲んで「吾妻はや(我が妻よ)」と言った故事に由来するとされており「吾妻神社」には「弟橘媛」が祀られています。

もう桜も咲き始めてきたよ。

これは「鏡ヶ池」で…「日本武尊」はこの池の水面を鏡の代わりに使用し、「弟橘媛」が使った鏡をこの池に沈めたと云われています。
あとハントする目的地は2ヶ所…近くに来たら見えてきたぞ~

これは「太田山公園」内にある「きみさらずタワー」で…タワーてっぺんにあるのが「日本武尊」と「弟橘媛」の像です。

「太田山公園」はここから上がって行きます。

高い所にあるんで…良い写真が撮れないなぁ。

「きみさらずタワー」に上ってみました。

タワーから見える風景です。

これは「橘神社」です。

「橘神社」周辺は2人の強い愛情と悲しい運命を伝える伝説から「恋の森」と呼ばれてるんだって~

いいねぇ、もう花見やってるよ。

「日本武尊」の像は今まで多くハントして来たけど、2人が揃ってるのって「木更津」にしか無いんじゃない?

「走水」沖で離れてしまった2人が対岸の「木更津」で一緒にいるんだね。

さぁ最後の1ヶ所が一番厄介な場所にあるんだよ…このために自転車を借りたようなモンだからね。

途中にあった久留里線の「祇園駅」だよ…ずいぶん小さな駅だなぁ、どんな路線なんだ?
「きみさらず大橋」にも「日本武尊」と「弟橘媛」の像があるらしいんで来たけど、どこにあるか分からないよ。
かなり長い橋なんで反対側にも行ってみて、ようやく発見したよ…

この橋は中央に高速道路を挟んで上下線別れてるんで、反対路線を見てたら探せないよ。

形は「きみさらずタワー」のトップにあったのと同じなのかなぁ?

けっこう優しい顔した「日本武尊」なのね…弱そう。

でも…何でこんな殺風景なトコにあるんだろう?「木更津駅」前とか「吾妻神社」とかに置けばもっと観光スポットとしてアピールできると思うけどな。

さぁ、もう13:10だぞ…あと30分くらいしかないじゃん。
実は俺、「木更津」に着いた時間を11:25くらいだと思ってて…13:50くらいまでに戻れればいいと思ってたんだよ。

マンホールも「證誠寺」のタヌキだね。
13時半ごろ自転車を返却しに行きました…列車何時だったっけ~?

「富士見通り」にあるタヌキと、

駅前のは同じなのかな?
…で、改札入って電光掲示板見たら13:41発だったよ…あと1分あるか無いかじゃん
ギリギリ間に合ったよ…これ「パスモ」に¥200だけ残ってたからすぐ改札できたんだけど、1区間分も残ってなければ切符買うかチャージするのに少し時間掛かるんで目の前でドアが閉まるくらいだったかもよ。
そしたら…次は14:37発だから約1時間待ちなんだよ。

14:29「浜金谷」に着きました…「金谷港」発のフェリーも1時間置きの20分単位だから14:20発は出たばかり。

まぁそれは事前に立ててた計画通りなんで問題はないけどね。

やっぱ波がちょっと高いけど…暴風雨じゃないから欠航は無いでしょう。

ブラ~っと歩きながら14:40ごろ「金谷港」に着きました。
何も買わないけど、ちょっとお土産屋を見ながら時間をつぶし…15:20発の10便で帰りました。

16:00ごろ「久里浜港」に着いたけど…金谷を出たばかりのころはかなり揺れてたし、波を被ってたよ。
行きは「かなや丸」だったけど、帰りは「しらはま丸」で…「くりはま丸」は無いんだね。
そしてバイクを出してスーパーに寄って…16:30すぎ家に帰って来ました。

今回もガチガチのスケジュールの中、史跡ハントをして来たけど…また何も食わずだったね。
「日本武尊」に関する史跡は…市内①市内②市内③二宮町草薙焼津伊吹山関ヶ原鹿児島などでゲットしているんで見てみてください。



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