史跡ハンター 臥龍

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山東省「沂南」プチ旅行~『諸葛亮文化旅遊区』編

2007年07月21日 | 中国史跡めぐり(三国志・封神榜・史記)
7月21日(土)
さぁ、いよいよ「史跡ハンター」が始動しますよ
俺の「ハンターライセンス」は『史跡散策』。
日本国内では「幕末史跡」、ここ中国では「三国史跡」をハントするぞっ 

学校を出発したのはAM7:10。
「臨沂」まで「青州」から4時間以上掛かると言われてましたから、ちょっと早く出ました。

学校から5分くらいのとこの「輪タク乗り場」です。

「輪タク」で25分くらいで「バスターミナル」へ。
でも途中で「運チャン」が車を止めて、何か訳の分からない事を言ってて5分ほどロスしました。
普通に目的地まで連れてきゃいいんだよ、もう 
そして「臨沂」までのチケットを買い、「バス」は8:15に出発しました。
相変わらず途中乗車して来る客もいれば、この「バス」は物流も兼ねてるのか荷物だけ途中で積み込んだりして、すんなり進みません。

そして「リンクウ県」に入って、9:30ごろから約45分間くらい山道の工事に関係する「大渋滞」で、ほとんど進まず。
「臨沂」には、何時に着くのだろうか…
この分だと「臨沂」に着くのは14:00近くなりそうだぞ。
「臨沂」では石像見るだけだから、最悪翌日に「臨沂」から「青州」へ帰る前でもいいが、今日「臨沂」から「村」へ行き、「諸葛亮故里記念館」を見学後、「村」から「沂南」へ日暮れ前に行けるか…心配になってきたぞ。
途中11:50ごろ「沂水県」に着き、トイレ休憩。
その時車掌の「オネエちゃん」に「沂南」で降ろしてもらえるようにお願いしました。
もちろん、それは自由なのだが「沂南県」のどの辺りで降ろされるのか…。
どうせ明日は「臨沂」から帰らなきゃいけないなら、今日先に「青州」から距離的には近い「沂南」から片付けてしまった方が後が楽になるんです。

12:25ごろ「沂南」で降りたけど、ここは「臨沂」までのバスルート沿いで、中心地ではありません…。
目的地の「諸葛亮文化旅遊区」は「沂南」の中心に近いとこです。
じゃあ、「タクシー」を拾うしかないが…全然「タクシー」なんて通りません。
どうしよう…
ちょっと歩いたら「タクシー」が止まってたけど、運転手は前の食堂で食事中みたい…。
とりあえず近くの店にでも、ここから「諸葛亮文化旅遊区」までどのくらいか聞いて、「タクシー」でも呼んでもらおうかと思ったけど、汚らしい店しかない…。
1軒「電力会社」みたいのがあって建物もキレイ。
ここで聞いてみようと行こうとしたら、その会社の前に「タクシー」が止まってる
もしかしたら、さっきの食堂の前にいた「タクシー」かも知れないが、とにかく拾えた 
「ここ(諸葛亮文化旅遊区)に行きたい」と中国のネットからプリントした紙を見せると、「運チャン」は場所を知らないようで、近くにいた人民に聞き込み。
「やべぇ、遠いのかな?」…途中下車して「沂南」から回ろうとしたことが裏目に出たか?と思ったが、「30分くらいで行ける」と言う。

そして、12:55ごろ「諸葛亮文化旅遊区」に到着
入場券(50元)を買って中に入りますが、最初券売所にも誰もいないし、まさか…昼休みか閉館日か?…って思いましたよ。
そしたら家族連れが来て、入って行ったけど「こいつら券買ったか?」「もしかして無料なのか?」と思い、聞いたら「50元」だと。

入園して少し行くと「魏・呉・蜀」の位置に立てられた石柱と、下に並んだ石碑は「諸葛亮」の生涯を記したもの。

園内のベンチは「諸葛亮」の車椅子風です。

園内中心の「諸葛亮銅像広場」です。
バックは「回音壁」といい、14枚の壁画があります。
いくつか紹介します。

③三国鼎立講話

④孫権説得

⑥東南の風
他のは、①誕生時 ②晴耕雨読 ⑤10万本の矢 ⑦赤壁合戦 ⑧入蜀 ⑨孟獲七擒 ⑩北伐 ⑪牛流馬 ⑫空城の計 ⑬泣いて馬謖を斬る ⑭巨星堕つ
以前ここには、この「銅像」と「回音壁」しか無く、無料だったそうです。 

これは「御碑亭」。

手前が「明良橋」で、奥が「諸葛宗祠」。

「諸葛宗祠」は諸葛一族の祖先を祀る廟で、「諸葛亮」を中心に諸葛一族の女性陣や「諸葛京」など子孫の石画もあります。
これは「諸葛亮」の兄で「呉」に仕えていた「諸葛瑾」の塑像です。

「諸葛宗祠」内の真中の建物の中に…

「臥龍先生(諸葛亮孔明の別名)」の塑像です。

別の部屋に入ってみると…「車椅子」が。

その向かいには「諸葛亮」発明の「木牛流馬(今の工事現場で使ってる一輪車の原型)」が。
それぞれにカメラを置いて「タイマー」使って、1人で写真撮ってました。

「諸葛宗祠」を出て、山道を歩きます。

「小虹橋」を渡ると…

「諸葛茅廬」ということは…

この3頭の馬は…白馬が「劉備」のだな。
黒毛のは「張飛」ので、赤毛のは「赤兎馬(せきとば)」といい「曹操」から貰った馬で「関羽」のだ 
しかも門から中を見ると…「関羽」と「張飛」がいるぞ
でも門に鍵が掛かってて、中に入れない。
ここは外から見るだけなのか
いや、そんなワケ無い「おーい、開けてくれー
すると中から管理人らしき「ジイさん」が登場し、鍵を開けてくれました。
営業中なんだから、開けておけよ 

これは「三顧茅廬」のシーンですよ。
実際の場所は「湖北省・襄樊(古隆中)」ですが。
外で待つ「張飛(左)」と「関羽(右)」。

中で「劉備(右)」と話す「諸葛亮(左)」です。

「諸葛茅廬」を出ると「八卦迷宮(迷路)」があります。

16:00「諸葛亮文化旅遊区」を出ました。(約2時間半見学)
ほとんど観光客がいませんでした。
出て左側には「十里漢街」(旅館や食堂)があります。

16:15に「沂南バスターミナル」へ。
時間もまだ早いから「臨沂」へ向かいます。
「バス」は乗ってすぐ出たけど「臨沂」に着いたのは、18:40ごろ。
まだ陽は残ってたけど、今日はもう止めて「ホテル」探しだ~。

「臨沂バスターミナル」近辺には「ホテル」がたくさん。
「沂南」は「青州」よりショボそうな町だったんで、「臨沂」まで出て来といて、これまた正解。
1軒目は人民しか泊まれないようで断られたけど、2軒目で宿ゲット
しかも1泊「100元」と1軒目より安くてラッキー
19:00にチェック・インし、少し休んで19:30に近くのチェーン店みたいな麺の店で「牛肉麺」を食べました。
まぁ「史跡ハンター」は基本的に昼(場合によって朝も)は何も食べませんからね~。
やっと夕飯に有りつけても、1人じゃこんなモノしか食べれません。
20:00賓館に戻りました。
とにかく「臨沂」まで出れて、宿も探せて、夕飯も食えた。
宿でシャワーの湯が出なかったのと、蚊が夜中ウザかったのを除けば完璧な1日目でした。
明日は難所の「諸葛亮故里記念館」へ行くぞー



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