暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

連続戯画小説 翁丸開闢(かいびゃく)その廿四

2012-08-13 | 樹木・植物・動物・有職故実

「さは 翁丸にこそはありけれ
昨夜〈よべ〉はかくれ忍びてあるなりけり・・・
あはれにそへて をかしきこと限りなし」と人々ささめくに
御鏡うち置きて(宮は)「さは翁丸か・・・」と声に出だし給たまふ
(翁丸は)ひれ伏しころげまはりて いみじうなく
上 御覧じて いぶかり覚え給ふこと限りなし
つづく(^^)