暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

五常(義・慈・友・恭・孝)備はる 蓮華草

2011-05-03 | 樹木・植物・動物・有職故実

卯月二十七日 レンゲの初つ見す

こ は うつくしき女児に似てけり

影は 薄く 未だ 冴え渡らねど

行き行くままに 色を添え

群れ生ふ姿は 畑の条理に従がうが 和ごし(なごし)

側目(そばめ)に見れば 

めぐみ深く 土に親しく

窒素同化なる行ひの すぐれて

斯く 丈もいたらぬに うやうやしくぞ見えける

はるかなる野辺に まめまめしく継ぎ行く様は つれなくも見えで 孝あるやうにおぼゆ

蓮華田の 吾が濁心を洗へば 則楽その中にありて

大地に 千畳のをみなごの香 有るがごとし