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盛岡四高1-2盛岡一高【夏の高校野球準々決勝】

2023年07月22日 | '23夏4強チームの球跡
<花巻球場>
盛岡四高 000 000 100 = 1 H5 E0
盛岡一高 200 000 00x = 2 H6 E2


盛岡一高バッテリー:川崎(6回1/3)安田(2回2/3)ー千葉

<盛岡一高メンバー> 6安打、1四死球、0盗塁、2三振、2失策
1.⑤①安田(1年上田)4-1
2.⑧佐藤(3年大宮)4-2
3.⑦金野(3年大宮)4-0
4.⑥畠山瑞(3年城西)2-1
5.②千葉(3年松園)3-1・2打点
6.④坂本(1年下小路)3-0
7.⑨高橋(2年紫波一)3-0
8.③笹木(2年黒石野)3-0
9.①⑤川崎(1年雫石)3-1

※数字は私が集計した速報値ですので正確な記録は新聞紙上等で確認してください。

<盛岡一高控え選手>※数字は背番号
①松山郁斗(2年河南)、④畠山龍(3年岩大附属)、⑤太田恵祥(3年城西)、⑨中村優斗(3年下小路)
⑩菅秀太郎(3年浄法寺)、⑪大高銀時(3年大船渡)、⑫田代翼(3年一戸)、⑭安齋龍紀(2年土淵)
⑮本宮昇虎(2年一戸)、⑯三浦大河(2年河南)、⑲小谷地大和(1年厨川)


頼れる抑え投手・安田


今日は前列を昨年の4強メンバー、右隣を一般生徒ではあるが熱狂的盛岡一高愛に燃えるS53甲子園組、斜め後ろをS43甲子園組に囲まれる最強のポジションで応援開始。盛岡四高の大音響に負けじとこちらも蛮声を張り上げる!

さー試合開始!
盛岡一高の先発川崎は、初回、盛岡四高先頭・鳥谷部に安打を許すも2番村松をサードゴロに打ち取りホッとするもつかの間、3番佐々木慎にバント安打を決められ1死1、2塁となり嫌なムードが漂う。しかし、4番藤澤を見事ショートゴロ併殺に斬って取り小躍りしてベンチへ帰る盛岡一高選手を一塁側応援席は万雷の拍手で迎える。

最高のリズムで入ったその裏、盛岡一高は1番安田が内野フライで倒れた後、2番佐藤が鮮やかなセンター前ヒットで出塁。3番金野は倒れたが、4番畠山瑞がライト線を破る豪快な二塁打で2、3塁、バッターは5番千葉という最高の場面。ここまで3試合全てで打点をたたき出している千葉が放った、応援団の願いを乗せた打球は糸を引くようにセンター前へ一直線、先制2点タイムリーだ!「ちばぁー!ちばぁー!ちばぁー!」の大歓声が巻き上がる盛岡一高応援席。

盛岡一高は初回の勢いのまま2回にも二死後、9番川崎と1番安田の1年生コンビが盛岡四高先発の佐藤諒に襲いかかるが、後続無く無得点。

ここで、盛岡四高はエース左腕・櫻田を投入すると、盛岡一高・川崎との投手戦が展開される。コーナーをつく丁寧なピッチングでゴロの山を築く川崎に対して、櫻田は130台のストレートと切れ味鋭い変化球で対抗、3回から7まで盛岡一高打線を三者凡退と完璧に抑え込んで自軍の反撃を待つ素晴らしいピッチング。

エースの投球に奮い立った盛岡四高打線は7回、エラーで出塁の5番室野を2塁に送った後、7番杉田に待望のセンター前タイムリーが飛び出し、ついに1点差。ここで、盛岡一高ベンチは川崎から安田への投手交代を決断、ユニフォームのストッキング周りを整えるしぐさで間合いを取る冷静なマウンドさばきが頼もしい1年生投手は、四球一つを挟みながら、送りバントを処理し、1番鳥谷部は三振に仕留めて終盤最大のピンチを凌いだのであった!「やすだぁー!やすだぁー!やすだぁー!」の止まぬ大声援がこだまする一塁側。

盛岡一高の8回の攻撃も無得点に終わり、ついにむかえた9回表、盛岡四高の攻撃。点差はわずか1点。応援する側の胸は高鳴るばかり。しかし、8回も1フライ、ゴロ2つに盛岡四高打線を封じた安田は冷静そのもの、5番ショートゴロ、6番三振で2死とし、盛岡一高応援団が勝利を祈った7番打者の高々と上がった打球は力なく盛岡一高レフト金野のグラブにおさまり、ついにゲームセット!

「やったー!やったー!やったー!」
の大歓声が渦巻き、誰かれなくハイタッチの嵐!
2年連続で準決勝に駒を進めた瞬間だ!
これで、去年と同じステージへ戻って来たぞ!
前列の先輩たちは何思う?
あの泥だらけのグランドか?泥だらけの選手を笑顔でむかえてくれたベンチのみんなか?雨にけぶる中で聴いた相手校の校歌か?

秋に盛岡三高に敗れて始まったこのチームでした。春には盛岡商業にコールで敗れたチームです。ここまで来ました!盛岡三高も盛岡商業も準決勝に勝ち上がっています。なんとしても、決勝で雪辱を果たしましょう!

待て待てその前に、14年前決勝のリベンジだ!

春の県大会にも出られなかったチームが、両チーム合わせて32得点の打ち合いを制し、サヨナラ勝ちを経験し、先頭打者に打たれまくっても最小失点に抑え、初回の2点を守って勝ち切れるまでになりました!去年の準決勝の口惜しい思いが今の千葉主将を筆頭とする2、3年生には去来していることでしょう。いろんなもの全部ひっくるめて晴らしてしまいましょう!

期待しています!立派な正々堂々とした試合で勝ち上がりましょう!
一戦必勝だ!行くぞ!盛岡一高!







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