がん 生と死の謎に挑むー立花隆

評価５

再読（前回2020年11月21日）。
2007年膀胱がんの手術を受けた立花隆は下半身に麻酔をかけられた状態で、モニター画面で電気メスでがんが削られて行く様子を見ながら手術を受けたのだった。立花隆が手掛けた番組「NHKスペシャル」を骨格として、自身の体験記「僕はがんを手術した」をおさめ、がん研究の（当時の）最前線を綴った力作！

知っているようで実は知らないがんの正体について、真正面から取り上げた一冊。抗がん剤、代替治療、緩和ケアなどについて考えさせられること多し。

記憶にとどめておきたい一文
「がんの主要な原因の一つは基本的に、遺伝子のコピーミスにあります。」