評価4
再読(前回2021年1月10日)。
主人公サアラ・クルウは7歳になった時に父と暮らしていたインドを離れイギリス・ロンドンのミンチン女史神聖女子学校に特別寄宿生として入学した。サアラの家は裕福であったので入学当初は何不自由なく暮らしていたのだが、経営に参加していたダイヤモンド鉱山の事業が傾いたことが原因で突然父が病死し頼る大人も資金もなくなったサアラの暮らしは奈落の底に落とされる。手のひらを返したようにサアラに冷たくなったミンチン先生から下女のような仕事を押し付けられて屋根裏部屋での貧しい暮らしを余儀なくされる日々だったが、サアラは常に高貴な心と友達への愛情を失わず前向きに生きるのだった。
「身も心も」貧しくなってしまった今のニッポン人に読んでもらいたい本!
「小公子」「秘密の花園」に並ぶバーネットの傑作児童文学!
大人も読みましょう!