~上海どんぶらこ~

2022年7月、3度目の上海上陸! 中華圏と日本を行ったり来たりのどんぶらこ生活。きっと最後の海外生活記録ブログです。

2023年3月28日 西安・成都旅行2日目-②

2023-03-28 11:59:05 | 日記

その①からの続き

2号抗の内部


メインの1号抗は、かなり光が入る建物の造りで、中の劣化に繋がってしまうとの事で、2号抗はなるべく陽がはいらないよう、暗い感じです。 上も土で覆われている所が多いです。 波々になってるのは、丸太の跡です。

こちらも、2号抗で発掘された有名な俑の1体。


高級軍師の俑は、数体しか発掘されていないとの事。
恰幅もよく、鎧も立派で、頭髪も中央で結ばれているのが、高級軍師の証です。

それぞれの抗には、像を運び入れたと思われる、スロープの坂道もきれいに残ってます。





4号抗の中は、すっからかん。


これは、造られていた時に始皇帝が亡くなって、もう作業する必要ななくなったと考えられています。


帰りのお土産屋さんにて。


絶対、旦那は買うだろうな~と、思いましたよ。
兵馬俑のところから発掘の際にいらなくなった土で作って焼いた、証明書つきの俑です。


食事の前に、お茶屋さんへ。
西安は、あまり良いお茶の産地ではないので諦めていたのですが、陝西省で造られている、黒茶の茯茶(フーチャ)のお茶屋さんがあったので寄ってもらいました。茯茶は湖南省が有名で、お茶でミネラルを取る、モンゴルやチベットの少数民族の人達がよく飲むお茶です。



脂肪を減らす作用、免疫力を高める、血糖値を下げる、糖尿病を防ぐ、ダイエット、動脈硬化を防ぐなどなど、魔法の言葉がいっぱい書いてあります。笑



熟成させると味が変わっていって、発酵が上手にいくと、金の花のような点点が見えるようになります。 味はプーアールの熟茶よりは、まろやかでちょっと紅茶のような甘さも感じて、熟茶よりは飲みやすかったので、お土産に一塊、購入。 220gで98元。

お昼ご飯は、ガイドさんオススメの、麺屋さんへ。
日本でもカルディーで売っていて話題になった、ビャンビャン麺。
ビャンの漢字が、一番画数が多いという事で有名になりました。ちなみに57画。



ガイドさんは自信満々で、「私は書けます!覚える歌があるんです」 と。
歌というか、書く順番というか、音程のない歌でした。笑



昔なら観光地のレストランなんて、ぼったくりで、汚くて、美味しくないイメージだったのに、



かわいい♪



厨房もオープンでキレイ。

今、私のビャンビャン麺の麺を伸ばしてくれてます。
伸ばす時に、台に叩きつける音が、ビャーンという音で、ビャンビャン麺という名がついたという節もあります。

ビャンビャン麺 38元


地元のお店に比べれば倍以上しますが、具も多く、彩りもキレイ。
味も美味しかったです。

もう1品は、羊肉泡馍 38元


昨日の羊ほど親友にはなれないけど、まぁお友達にはなれる羊さんでした。

ただ、量が多い!
ガイドさんは、2人で食べきれないですか?? 少食ですね~~~ っていいながら、一緒に食べてくれたけど、3人で食べても多いくらいの量だったよ。笑

食べ終わって、兵馬俑から始皇帝陵までは、無料のバスが出てるので、それに乗って始皇帝陵へ。 始皇帝陵は、兵馬俑から東1.5キロの所にあります。 



昔はかなり近くまで車で行けて、四方から登れたんですよね~
おばあちゃん達が、茶葉卵を売っていて、その香りと共に記憶が残ってたけど、2010年から登れなくなってしまったそうです。まぁ、保護の為には、その方が良いですよね。



司馬遷によると地下宮殿の存在が記録されており、そこには水銀の川や海が造られていたとされていますが、実際に地下には水銀が流されていたという跡も発見されています。現在は、発掘の技術がなく、保護のために発掘はされてません。。。多分、私が生きている間には行われないんだろうなぁ~ 歴史のロマンですね。

めっちゃ広大なエリアになっちゃったので、電動カートで移動です。



15元で乗り降り自由です。

そして、ここでの見所は~

1980年、秦始皇帝陵の西側から20メートルにある副葬坑から出土した大型銅車馬2台が展示されてます。めっちゃ有名で、教科書でも見たことがあるやつ。

この博物館、2021年にできましたが、凝った造りになっていて、これがほんとに入口なのか?というくらい、曲がって下って・・・です。観光客が多かったらいいんだけど、この時期少なくて、ここでいいのか?と迷いつつ進みました。笑

こちらは1号車。
「立車」とも呼ばれる立ち乗りの馬車です。
残念ながら、本物は修復中のため、レプリカ。





2号車は本物。
「安車」とも呼ばれる密閉された車輿で、前後2室に分かれており、前室は御者が座る場所で、後室は主人が乗る場所です。




 

こちらが、発掘の様子の写真。


こんな様子で出てきたら、感動するんだろうなぁ~





2台はいずれも約3500個の部品を鋳造、はめ込み、溶接など様々な工程を経て組み立てたもので、現在でも各種チェーンはよく回転し、ドアや窓は自由に開閉できるそうです。

最後に、始皇帝陵を眺めて、終了~



帰りは、また無料バスで兵馬俑まで戻り、613バスで楊貴妃の温泉、華清池まで。10分位です。 ほんとは、兵馬俑の所まで地下鉄を通す予定もあったみたいですが、遺跡を破壊する可能性があるとの事で、今のところ、ここが最寄り駅です。

ここから、兵馬俑へのバスが不安だったので、行きは街中から観光バスに乗っちゃったけど、渋滞もしたので、こっちで来ればよかったね~と後悔。

街中に戻ってきて、19時過ぎてましたが、やはり上海よりかなり西なので、まだ明るいです。

今晩の夕飯は、西安といえば水餃子ということで、「德發長餃子(鐘楼店)」

鐘楼広場にあるので、わかりやすいですが、エレベーターが見つからずどこから上ればいいのかわからなくて、ちと迷いました。


店先で、水餃子包んでました。
まさに、これから食べる、二十四節気水餃だわ。

 

・二十四節気水餃 19.9元(大衆点評の割引後)

キレイな、春のような水餃子がやってきました。
茼蒿と豚肉の水餃子。
茼蒿は、日本でいうと、春菊かな。
春菊苦手なんだけど、日本のより香りが少なくて、この餃子は美味しく食べれました♪

この皮、どうやって作るんだろうね~
とても綺麗な三色になってます。

・涼皮牛肉 39元

めちゃお酒に合う、前菜。

今日もお酒は、昨日と同じ白酒。

 

もう1品は
家焼酸辣白菜 36元

唐辛子いっぱいですが、酸味のが強いので、辛さはそんなに気にならず。

今日はお昼ご飯が遅くかったので、夜は軽めに、お酒飲んで、餃子が食べれればOK~
有名店なのに、店員さんもとても感じ良くて、今日も良いお店でご飯できて幸せ♪

広場からの鐘楼もキレイでした。
季節もよいので、階段座っておしゃべりするのも良い季節ですね。

帰りの地下鉄で、席を譲られた・・・
理由は・・・この歳で意外な。笑 
2回断ったけど、座れって言うから、しょうがなく座ったよ。

旅行終わったら、ダイエット決定~



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2023年3月28日 西安・成都旅行2日目-①

2023-03-28 08:54:46 | 日記

ホテルの朝食ビュッフェは、西安料理が多くて楽しかったです。



街中のレストランでは羊肉を使うことが多いみたいですが、ホテルでは牛肉を使った泡馍(パオモー)です。 ほんとは、固いパンみたいな煎餅みたいなのを自分で細かくちぎって、スープをかけてもらうらしいのですが、ホテルでは、あらかじめちぎってくれてます。

スープがしみこんで、パンがやわらかくなって、おいしいです。 



豆腐脳も、しょっぱい系か甘い系が選べますが、いろんな具をスプーンで1匙づついれてくれるので、効率が悪い・・・お豆腐はできたてで、美味しいです♪

兵馬俑までの行き方ですが、行きは鼓楼のウラにある旅行会社の直通バス 往復で49元。30分に1本出てますが、私達はすぐのやつには乗れなかったので、予定が決まってるなら予約したほうが良いかも。



しかーし、結果としては、帰りはこのバスで帰ってこなかったのと、ガイドさんの中国語が速くて全然わからんかったので、ムダだったかなぁ~と。 あと街中はかなり車も混んでいるので、次回行くなら、帰りのルート 地下鉄のバスで動いた方が時間の無駄が無いなと思いました。

1時間半ほどで兵馬俑到着。

昔来たときは、ほーんと何にも無くて、砂の舞う道を馬車の荷台みたいなのに揺られて行ったような覚えが。もちろんピカピカの観光地になっておりました。



で~~~っかい始皇帝の像。
始皇帝は私の中では、吉沢亮くんなんだけどね・・・全然違うよね。



この辺りで写真を撮ったりしてると、ガイドさんがやたらと客引きをしています。 イヤホンガイドはネットだと日本語あるって事だったんだけど、カウンターでは中国語しか無いと言われ・・・(T_T) 客引きガイドに「日本語を話せるガイドさんいる?」とダメモトで聞いてみたら2人いると! 値段も200元との事なので、お願いすることにしました。 5分ほどで同じ歳くらいの女性のガイドさんと合流。 

こちらも結果、雇って良かったです。
2時間の予定だったけど、結局、お昼ご飯食べ終わるまで一緒にいたら4時間。
日本語、わかりにくいところもあったけど、説明も丁寧で詳しくて、大正解。



入場料は兵馬俑と始皇帝陵のセットで120元。

兵馬俑とは、簡単に。
キングダム読んでる方にはお馴染みの、始皇帝(紀元前259年-紀元前210年)名を嬴政(エイセイ)が、死後の世界でも、生涯と同じように、軍事力と皇帝の地位を持ち、永遠に守られるために、秦始皇帝陵と兵馬俑の造営を、13歳で皇帝になってすぐに命じました。秦の毎年の収入の1/3を使い、70万人以上の職人と労働者を動員し、約40年かかって完成しました。

まずは1974年に初めて発見された一号坑へ。
長さ230メートル、幅62メートル、深さ5メートル、総面積約1万4260平方メートルという巨大な広さに、いっぱいの兵士や馬をかたどった像が並んでます。










1番の番号がついている所が、1974年に干ばつに悩む地元の農民、楊志発さんが井戸を掘っていて、カケラを見つけて、この大発見に繋がったとの事。 平均身長180センチの兵士達は、顔、手に持つ武器、服装もまちまちで、驚くほど細かく作られてます。

1974年に発見された事になってますが、そんなに地下ではなく、この井戸も2~3㍍掘ったところで、ぶつかったらしいので、実際にはもっと昔から、地元の人々は何かある事は知ってたと思われます。 



真ん中の大きな穴は、地元の人のお墓の跡なので、掘ってるじゃん・・・って話。

もともと兵士が並んでた上には、丸太が並べられて、屋根になってました。畝みたいに見える通路がボコボコになっているのは、その丸太の跡で、所々黒っぽく見えるのは、楚の武将・項羽によって、破壊されて焼き尽くされた跡と言われてます。

項羽が秦の始皇帝陵を破壊した証拠発見?

このバラバラにされた破片を、パズルのように合せて復旧していくようですが、今はAIが破片の形を分析して組み合わせていくそうな。



発掘された兵士の細かい部分の画像をガイドさんがお持ちだったので、いただきました。

肌の色や、髪の色もホンモノの人間みたいです。


自分の家のお墓を掘っていて、こんな像の顔が出てきたら、怖かっただろうなぁ。


髪型もキレイで細かいです。


昔の人は親からもらった物は切ってはいけないとの事で、髪の毛もヒゲも伸ばしていたそうな。 罪人になるとヒゲを剃られてしまうので、すぐわかるとの事。

睫毛も♪



続いて、二号抗へ。
広さは約6000平方メートルなので、一号に比べるとかなり小さめ。
ここで発掘された目玉は、「跪射武士俑」



確か、唯一の完全体で発掘されたってガイドさんに言われたような・・・
ボーガンのような形の弓を持っている兵士さんです。



髪の毛の三つ編みもキレイ。





靴の裏も、滑り止めになってる様子がクッキリと。



この像が、西安のある陝西省の形に似ていると言われているとか。



似てるか似てないか、微妙だけど・・・
チーバくんみたいにしちゃう??


長くなったので、その2へ続く・・・