こんにちは。
鍋島恵(けい)です。
さて、昨日は食品系の会社に務める友人とのご飯でした。
そこで次世代の『食』に繋がる面白い話を聞きました。
私は全く知らなかったのですが、今、食肉市場には本物の家畜以外のお肉もあるそうなんです。
家畜による食肉については、地球温暖化などの問題により、今ままで通りの流通し続けるのは難しいのだとか。
そこで家畜からの肉に替わる新たな食肉の研究開発が「日清食品と東大研究室」とで急ピッチで進んでいるそうです。
今回はそんな次世代の新たな主流になるかもしれない「培養肉」についてまとめてみました。
肉の替わりに普及しつつある代替肉とは?
(出典:大豆ミート 通販 | 無印良品)
実はもうすでに代替肉と呼ばれるモノは存在しています。
「植物ミート」や「培養肉」など食肉の替わりに使用され、すでに商品化もされています。
最近、耳にするようになった「大豆ミート」は植物ミートの代表とも言えます。
無印良品やローソンなどでも、この大豆ミートを使用した商品が並んでいます。
健康食品としても身近なところに代替肉は使われているのですね。
次世代を担う培養肉!従来との違いは?
さて、本題の培養肉ですが、従来の代替肉とは何が違うのでしょうか?
最も大きな違いは「肉の形状」です。
従来の代替肉は、ミンチ状にしたものを本物のお肉そっくりに仕上げたというもの。
そのため、ハンバーグやミートボールのように、ひき肉を使った調理するような商品がほとんどでした。
しかし、日清食品と東大研究室は「ステーキ肉」への開発に挑戦しています。
(出典:研究室からステーキ肉をつくる。)
(出典:YouTube)
シャーレの上に肉片が乗っているのがシュールですが、ここから本物のお肉と遜色ない培養肉ができるなんて不思議ですね。
培養肉が食卓に並ぶ日はもう目の前
日清食品グループは「培養ステーキ肉」の基礎技術を2024年度中に確立することを目指しているとのこと。
今はまだ小さな肉片ですが、この肉自体をより大きくすることや肉本来の味や食感の忠実に再現することに目指して研究を進めているそうです。
この基礎技術が確立すれば、牛肉に限らず、マグロやウナギなど、枯渇する資源へ適用範囲を広げていくことも可能ですし、将来的には「培養肉」が新たな “肉” の選択肢として、大きなマーケットに成長する可能性を秘めています。
スマートフォンが当たり前のように普及してきたように、培養肉が食卓に並ぶ日はそう遠くないのかもしれませんね。
日本の新たな技術に期待するお話でした。
鍋島でした。