行雲流水の如くに

「Gゼロ」の時代に入ったことを実感する日々である。--指導者もいなくなった

昨夜遅くG7首脳によるテレビ電話会議が行われた。

表面的には、各国が「新型コロナウイールス」の影響を最小限に抑えるため、連携を強化することを確認した。

G7とは、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、日本である。

(発生源であり、とりあえず抑え込んだと自慢?する中国が入っていない)

実質的には実のある対策は何も打ち出されなかった。

 

明確に打ち出された対策は、それぞれの国が自国を守るために「鎖国政策」をとるということだ。

なんということだ!もう後戻りのできなくなったこのグローバル社会を「江戸時代」に戻すつもりなのか?

「俺に任せろ」と言える指導者が誰もいなくなった世界に突入したと考えるべきだろう。

悪い連中といるよりは、一人でいる方がましだ。     ジョージ・ワシントン

 

800年前親鸞聖人は、

「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万(よろず)の事皆もってそらごと。真実(まこと)あることなきにーーー」と鋭く現実を直視し、

このあとに「ただ念仏のみぞまことにておわします」と続く。

前段の部分の「諦観」ともいえる部分は、混迷するこの社会では持っていたほうが良い考え方ではなかろうか?

後段の部分は、それぞれが信じるものを追い求めることで安心立命の境地を得ることができる。

 

「新型コロナウイールス」に右往左往する先進国のありさまを見るにつけ、心のありようは先進国も後進国もないようだ。

相手の正体が見えないから怖いのか?

しかし正体が見えたと思っているインフルエンザさえとても克服した状態にはない。

日本では毎年3000人以上が亡くなっている。2018年で3325人だ。こちらは怖くないのか?

 

アメリカではトランプ大統領が「緊急事態宣言」を出した。

しかしそのアメリカでは、17~18年シーズンに、インフルエンザの感染者が4500万人死者は6万1千人だ。

こちらを放置してコロナだけ恐れるのはどう考えてもおかしい。

 

本当に信頼できる指導者がいなくなった。

しばらく「薄明りの時代」に突入したと覚悟しておくべきなのだろう。

「花は無心にして蝶を招き 蝶は無心にして花を尋ぬ」    良寛詩集


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